俳優パク・シフ
俳優パク・シフ
“韓国王朝版ロミオとジュリエット”と呼ばれ高評価を得た時代劇ドラマ「王女の男」など、ドラマや映画で活躍中の人気俳優のパク・シフが、ファンへの感謝を伝えるため、約8か月ぶりに日本での公式イベント「パク・シフ主演ドラマ・フェス!大感謝祭ツアー2017」を開催した。

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 同公演は「名もなき英雄<ヒーロー>」、「清潭洞<チョンダムドン>アリス」、「検事プリンス」など多数ある出演作の中から、公演ごとに異なる役をピックアップし、ドラマの魅力やドラマの名シーンを再現するなど、まさにパク・シフしか出来ないドラマ・フェス。
福岡と大阪での公演を大盛況で終えた6月15日(木)、東京ドームシティーホールでファイナル公演を行った。

 夜の部「~壮絶アクション!ダーク・スンユVS “影”のヒーロー シユン~」が開演するや否やステージには大きな紗幕が下り、「名もなき英雄<ヒーロー>」の主人公“シユン”として颯爽と登場したパク・シフのスピード感あるオープニングアクションシーンがスタート。
絶妙な照明の演出で紗幕いっぱいに映し出されるパク・シフのシルエット。臨場感溢れるアクションシーンが再現され、観客の目を一瞬にして奪った。

 最初のあいさつでは「皆さんに迫力のある姿をお見せしようと思いまして、紗幕の裏でアクションをしてみたのですが、僕としてはちょっと満足感が足りないです」と苦笑い。それに対して温かい拍手を送るファンに「ありがとうございます~」と柔らかな表情と愛嬌で応え、会場を和ませた。

 トークコーナーでは「名もなき英雄<ヒーロー>」の数々の名アクションシーンを振り返りながら「ドラマのアクションシーンに自分で点数をつけるとしたら?」と問われると「70~80点くらい?よくわかりません(笑)」と謙虚な回答。
「殴る演技と殴られる演技はどちらが難しいですか?」との質問には「どちらも難しいですが、殴られる方が難しいと思います。まぁあまり殴られないのですが(笑)」とにっこり笑顔を見せた。

 「このドラマの中で一番好きなアクションシーンは?」との問いには「靴の紐を使ったアクションは今までになかったものだと思いますし、また、20対1のアクションも記憶に残っています」と振り返った。ここでMCから「先程見せてくださったアクションは満足できなかったと言っていましたよね?今度は紗幕なしでもう一度見せていただけますか?」とのリクエストが!
「はい、頑張ります!」と言い再びアクションがスタート。パク・シフのキレのある回し蹴りなどが炸裂し、ファンからは感嘆の声が上がった。最後には相手役をステージ中央に誘導し、称えることの気遣いも忘れない礼儀正しいパク・シフなのだった。

 続いてファンクラブ会員からのアンケート結果も公表。「王女の男」の“スンユ”と「名もなき英雄<ヒーロー>」の“シユン”、どちらに助けられたい?という質問とどちらと一緒にジムに行きたい?というアンケートでは2つともシユンに軍配があがった。

 「スンユは人を助けるときは長い刀を使うと思うし、運動する時は馬に乗ると思うし…。だからシユンの方が現実的ですよね」と回答を冷静に分析するパク・シフ。「ご自身のドラマを観たりしますか?」と聞かれると「再放送などで良く観ます。『王女の男』は何度も観ました。“なかなかいいね”と思ったりしています(笑)」と率直に答えていた。

 フォトタイムではステージ上だけではなく、会場中をぐるりと回り、さらにはバルコニー席にまで足を延ばし、ファンを喜ばせた。2階席にも手を振り、ハートを作りなど全方向に気を配ったファンサービスで、会場を興奮させた。

 中盤では、大阪公演の模様がメイキング映像のようにスクリーンに映し出された。空港でお出迎えのファンにサインをする様子や、夜の大阪での街歩きの様子、公演のリハーサルの様子など、まるでDVD特典のようなスペシャル映像のプレゼントの後は、ファン待望の“ダーク・スンユ”の登場。

 黒装束のダーク・スンユと化したパク・シフが殺陣のパフォーマンスを披露。鮮やかな映像、スタイリッシュでリズミカルな音楽と殺陣の見事なコラボレーションは観客をうならせた。この殺陣の練習中に「15針を縫う手の怪我をしてしまった」とさらっと言うパク・シフに会場中はざわついたが、「もともと健康な身体なので直ぐに治りましたよ」と語り、ファンを安堵させた。

 ダーク・スンユが登場する「王女の男」のベストシーンを振り返りながら「短いシーンを見ただけでも没頭してしまいますよね。本当に名作中の名作だと思います。撮影中にモニタリングをしている時でさえも、感情がこみ上げていました」と自信をうかがわせた。

 イベントの終盤では、抽選で選ばれた幸運なファン2名が、パク・シフからのハグや2ショット写真のプレゼントを受けた。サプライズで、手にキスまでされたファンに会場からは感嘆の声があがった。

 最後にパク・シフは「今回のイベントは、皆さんと一緒に呼吸をしているような感じで、これまでのドラマを振り帰ったり、昔のことに思いを馳せたりすることが出来ました。まもなく皆さんとは新しいドラマでお目にかかることが出来そうです。その際には、どうぞ応援を宜しくお願いします!」とうれしい発表でファンを笑顔にした。

 まるでポエムのような情熱的なラブレターを読み上げ、名残惜しむファンを潤すと、涼しげな笑顔をうかべた。

 アンコールでは白Tシャツにデニムパンツのカジュアル姿で登場し、「Season in the sun」を韓国語で披露し、夏の爽やかさを残しながらステージを後にした。



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