SE7EN
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昨年12月7日に約10年ぶりとなる日本フルアルバム「Dangerman」をリリースしたSE7ENが、同アルバムを引っさげたツアー「SE7EN LIVE TOUR 2017 in Japan - Dangerman -」を開催。1月27日(金)名古屋、28日(土)大阪を経て、31日(火)東京・中野サンプラザホールにて、大盛況のうちに幕を閉じた。

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 確かな歌唱力と華麗なパフォーマンスを武器に、アーティストとして大きく成長し、同アルバムでは得意とするR&Bからポップ、ダンス、ファンクまでさまざまなジャンルのトラックを歌いこなしたSE7EN。そんな彼が本領発揮できるライブで、2017年のスタートを切った!

 東京公演の1部は平日の昼にもかかわらず、“7棒”(=7の形をしたペンライト)を持った多くのファンで会場が埋め尽くされ、スモークの中から全身黒のシックな衣装を身にまとったSE7ENが登場すると大歓声!ダークな雰囲気が際立つタイトルトラック「Dangerman」で、ダンサーを従え、ダイナミックなダンスで危険な男の香りをプンプン漂わせたSE7ENは、スピーディでスリリングな「Feel The Fire」を続けて披露し、オープニングから圧倒的なパフォーマンスでファンを熱狂させた。

 「こんに、こんに。SE7ENです。よろしくお願いします!2017(にせんじゅうせぶん)、あけおめ、ことよろ~」と指ハートを作ってニッコリするSE7EN。「名古屋と大阪でやって、きょう東京が最後なんですが、こんなに朝早くからたくさんの方が来てくださり、ありがとうございます!平日の火曜日なのに、仕事とか学校とかなかったの?あったけど休んで来ました?ちょっと悪いね~。悪いけどすごい(笑)」と茶目っ気たっぷりに、彼ならではの表現で、来てくれたファンに感謝した。
ミディアムテンポのR&B曲「I'M GOING CRAZY(日本語ver.)」、バラード「Love Mystery」をしっとりとドラマチックに歌い上げたかと思うと、今度は爽やかなポップナンバー「SOMEBODY ELSE」でグイグイと会場を盛り上げたSE7EN。

 タオルで汗をぬぐいながら、「こんな朝早くから歌って踊るのが久しぶりなんで、新鮮です」とオープニングから“朝早く”を連発するSE7ENにファンも爆笑。もう午後3時を回っているのに、「僕は誰?ここはどこ?いま夢かどうか分からない」と言うと、客席から「夢じゃないよ!」、「早く起きて!」とツッコミが入り、「そろそろ起きてきましたから(笑)」とSE7EN。客席のリアクションに耳を傾け、その場の雰囲気で、ファンとのやり取りを楽しむのがSE7EN流だ。

 この日は開演前、リハーサルの公開もあったが、「リハーサルよりぜんぜん上手いですよね?でしょ?リハーサルは寝起きでやっていたから、ここまで見せちゃダメじゃないかと思ったんですが(笑)。でも、リハーサルも…」と言いかけたところで、「カッコよかった!」とファン。さらに、「けど、いまは…」と誘導するSE7ENに、「もっとカッコいい!」とファンが反応すると、照れくさそうにしながら、「これからもっとカッコよくなるかもしれないから最後までよろしくお願いします!」と気合を入れた。

 ステージに準備されたソファに横たわり、「つらかった時期、僕を信じて応援してくれた皆さんのために作った曲です」と心に響く歌詞の「ケンチャナ」を感情込めて歌った後、「Eternity Love」では、シャツのボタンを外して胸元を開け、セクシーさ全開でファンをドキドキさせた。

 暗転した会場のスクリーンで、「Dangerman」のPV撮影のメイキング映像が流れた後、ゴールドがあしらわれた赤の衣装に着替えて再び登場すると、昨年7月7日にリリースされたシングル「RAINBOW」を軽快なダンスで爽やかに歌い、ミドルバラード「ANGEL」では優しい歌声で、会場を包み込んだ。

 今回のアルバムでは、新曲の歌詞を覚えるのが難しかったというSE7EN。「難しい歌詞がいっぱいあったから、名古屋、大阪公演では完ぺきに歌うのが一番の目標だったんですけど、失敗しちゃってすごく残念で。きのうとおととい、ずっとホテルで聴きながら頑張りましたけど、もう何回かね、間違えちゃったから(笑)」と屈託なく、なんでも包み隠さず正直に話してしまうのが彼らしい。

 そして、「すごく好きな曲なんですけど、歌詞が難しい。皆さんが一緒に歌ってくれたらいいなと思います」と「Dear you」へ。なんと曲の途中、一輪の花7本を持って、客席へ降りていき、ファンにプレゼントするというファンサービスに客席は興奮のるつぼと化した。

 「ONE」、「LOVE AGAIN」を続けて披露したSE7ENは「『LOVE AGAIN』は久しぶりに日本の活動をするときに出したシングルでしたけど、みんなと一緒にできるから楽しいです」と笑顔を見せた後、昨年10月に韓国でもアルバム「I AM SE7EN」をリリースした話題へ。

 「約5年ぶりのカムバックで、いろんな意味があったアルバムだったので、すごくドキドキしたけど、皆さんの応援があって上手く活動できました」と振り返り、まずはファンキーなタイトル曲「GIVE IT TO ME」をグルーブ感のあるカッコいいダンスで魅せると、場内の熱気が一気に上昇!終わったかと思うと、また曲が鳴り、踊り出すという遊び心も入れ、ファンの目をくぎ付けに。

 さらに、サングラスをかけて登場したSE7ENは韓国語バージョンの「5-6-7」、「DIGITAL BOUNCE」で、カリスマ性あふれるクールなカッコよさを見せ付けた。やはりステージ上では圧倒的な存在感を放ち、まばゆいばかりのSE7EN。
「次の曲は好きな日本のバラードです」と曲紹介し、「君が好きだよ」を甘い声で熱唱すると、客席はうっとり。「この曲を歌うときは、いつもすごくドキドキするし、幸せだなぁと思います」と語るSE7ENに、ファンも大きな拍手で応えた。

 今度は雰囲気を変え、「皆さんと一緒に歌って踊りたい」とし、その場にいる全員が一斉にマネキンのように静止する“マネキンチャレンジ”をすることに。SE7ENの合図で、止まったり、動いたりするのだが、一度練習することになり、「ストップ!」というSE7ENの声で、ファンはストップモーションに。SE7ENはシーンとなった客席に降りていき、ファンの7棒を取り上げたり、ファンに顔を近づけたりと、いたずらを仕掛け、キャッキャッするも、しっかりマネキンになりきるファンの優秀さに「お~すごいですね」と感心。

 「LA LA LA(Remix ver.)」で“マネキンチャレンジ”を取り入れ、SE7ENとファンの息がぴったり合い、見事に大成功した。
さらに、本編最後の曲「We Need Is Love」も「エンディングにぴったりなピースフルな曲だから、みんなで踊りたい」と、SE7ENとダンサーが“ハートダンス”を伝授。天井からハート型の紙が舞い散る中、全員でハートダンスを踊り、会場は一体感に包まれて終了。

 アンコールでは、ファンへの想いを込めた「ありがとう」と日本デビュー曲「光」を披露したSE7EN。2月2日(木)に目黒で、「SE7EN アフタパーティ:Dear U」を開催することから、目黒は日本デビュー前にYGエンターテインメントのプロデューサーTEDDYと2、3か月住んでいた街で、その頃に「光」をレコーディングしたと懐かしそうに昔に思いを馳せ、「あれから10年以上過ぎて、あっという間でした。これからの10年も皆さんと一緒に楽しくいけるように頑張ります!」と力強く宣言した。

 ファンから受け取った花束を両手いっぱいに抱え、「また会いましょう!愛してます。じゃあね~」と指ハートを客席に向け、名残惜しそうにステージを後にしたSE7EN。アルバム「Dangerman」の収録曲を中心に全20曲を熱唱し、大人セクシーな姿をはじめ、さまざまな姿を見せながら、新年スタートダッシュを決めた彼が、ことしはどんな活躍を見せるのか期待したい。


写真提供:ARGS Productions
撮影 田中聖太郎



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