左からユナク(超新星)、俳優イ・ゴンミョン、女優ムン・ジナ、ソンジェ(超新星)
左からユナク(超新星)、俳優イ・ゴンミョン、女優ムン・ジナ、ソンジェ(超新星)
この秋、京都劇場で上演される、韓国ミュージカル「インタビュー」。
同作品は、生き残るために自分も知らないうちに自ら自分を破壊し、愛という名で殺人を犯してしまった一人の少年が、10年後、罪悪感という名で再び殺人事件を起こしてしまう。その犯人を捜すためのインタビューをしながら繰り広げられる3人劇。“解離性多重人格”と“殺人”という衝撃的な題材で、ことし5月韓国で上演された初演は韓国ミュージカル業界で大きな話題を集めた。

 ことし9月の日本初公演にて主人公シンクレア・ゴードンを演じるのは6月29日に2年半ぶりにソロ2ndアルバムをリリースし、ソロアーティストとして、また数々のミュージカルに出演し、12月にはミュージカル「プリシラ」の出演も決定するなど、日本でも幅広く活躍する大人気のダンスヴォーカルグループ「超新星」のユナク
そして、「超新星」のメインボーカルを担当、ミュージカル「Summer Snow」、「太陽を抱く月」など数々のミュージカルに出演し、俳優としても活躍中のソンジェが8月10日の ソロデビューに続き、除隊後初のミュージカル出演となる本作でWキャストを務め、ユナク共々“解離性多重人格”という難役に初挑戦する。

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 またシンクレアをインタビューする作家ユジン・キム役には韓国ミュージカル界のスター、イ・ゴンミョン、殺害されたシンクレアの姉ジョアン役には次世代ミュージカル女優として注目されているムン・ジナが、韓国でのトライアウト公演に引き続き出演する。

 今回はソウル・江南(カンナム)のとあるカフェで“インタビュー”を行った。作品の注目度の高さから、多くの取材陣が日本からも駆け付け、限られた時間のなかでのインタビューとなったが、4名の俳優たちはそんな雰囲気をもろともしない、穏やかな雰囲気のなかで迎え入れてくれた。金髪のヘアースタイルにスタイルの良さを引き出すブラックを基調としたシックなスーツのユナク。セミフォーマルのブラックスーツに同色のネクタイを合わせ、精悍さが際立つ装いのソンジェ。さらにダブルのスーツで大人の余裕を感じさせるイ・ゴンミョン、そしてブラックのワンピース姿の紅一点ムン・ジナ。

 「さっそくインタビューを…」とICレコーダーと時計をテーブルにセットしようとする記者に対し、さっそくユナクの口から「え!5分しか残ってないじゃん!」とギャグが飛び出し、イ・ゴンミョンからは「時間なんて気にしなくていいよ!」という優しい言葉がかけられ、ソンジェとムン・ジナは優しく微笑んでいた。そんな4人の様子からはチームワークの良さが感じられ、“インタビュー”というよりも、“おしゃべり”を楽しむようなイメージで始まった。


<B>―新しくソロアルバムも発表し、歌手としても活躍中のユナクさん、そして軍隊除隊後の復帰作として「インタビュー」の出演を決められたソンジェさん。お二人が同じ作品の同じキャラクターを演じることになった経緯はなんですか?</b>
ソンジェ:偶然にもこのようなお話が入ってきて、(ユナクと)同じ作品の同じキャラクターを演じるということで、なにかと比較されることもあるかと思いますが、お互い負担に感じる部分はありながらも刺激し合って、良い作品を作ることが僕の任務ではないかと思っています。
ユナク:以下同文です(笑)ソンジェの場合は、これまで大きな作品にたくさん出演してて、今回の「インタビュー」以外にも、もう1作品オファーがあったと聞きました。本人もたくさん悩んだようですが、「これに決めた」と聞いて僕も緊張しました。僕自身、他のメンバーと同じ作品を演じたことがあるので感じる部分ですが、確実に、意識しないわけにはいきませんね。むしろ、良い“気”を感じながら、互いに学び、頑張れたらいいなと思います。

<B>―実は「インタビュー」の韓国公演を拝見して感じたのがセリフの長さでした。セリフを覚える段階で辛くはありませんでしたか?特に、ユナクさんと、ソンジェさんは今、まさに、その真っ只中かと思いますが…。</b>
ユナク、ソンジェ:いやー、もう本当に長いよ!(一同爆笑)
イ・ゴンミョン:まぁ、長いのは本当に長いよね。でもミュージカル俳優としてセリフを覚えるのはそれが命みたいなものだから、一生懸命やるしかないよね。
ムン・ジナ:実際に、5月に行われた韓国公演の準備のなかでもイ・ゴンミョン先輩は誰よりも先にセリフを覚えて練習に臨まれて…私たち後輩はみんなびっくりしました。
イ・ゴンミョン:僕の場合は、韓国公演をやっているので。もう覚えきってる状態だから余裕!

<B>―みなさん、先輩がこうおっしゃっていますが負担に感じませんか?</b>
イ・ゴンミョン:いやいや、負担を与えようとしてるわけじゃないよ(笑)
ユナク:負担で~す(笑)

<B>―ムン・ジナさんに質問です。“ジョアン”というキャラクターを演じられますが、彼女は回想や想像の中の人物として物語の重要なポイントに登場しますよね。しかも、その姿は、幼い子どものようであったり、恐怖感を抱いた様子であったり、さまざまです。演じるにあたり大変な点はありますか?</b>
ムン・ジナ:まず一番大変だと感じるのは、待ち時間の長さですね。出番になったらそのキャラクターの顔で舞台に上がらないといけない。ボーっと待っているわけにはいきませんし、常に緊張状態を維持して、舞台ではそのキャラクターの感情を爆発させないといけないということ。ずっと物語のことを考えながら、モチベーションを高めながら待ち続けるのはもっとも大変な点ですね。

<B>―ユナクさん、ソンジェさんは「超新星」として活動をする時と、ミュージカル俳優として舞台に立つ時、どんな違いを感じますか?</b>
ソンジェ:なんといってもグループで活動する時は、「超新星」自体を応援してくれる人々の前に立つことが多いので、気持ちもラクですし、大きな負担を感じることも少ないですが、ミュージカル俳優として舞台に立つ時は、他の俳優の方たちとも呼吸を合わせないといけないですし、その方々に迷惑が掛からないようにと気をつかいますよね。どんな作品に参加する時でも、いつもこの部分が心配になります。恥ずかしくないように演じなければと思いますが、特に今回の「インタビュー」は、少人数での公演ですので、もちろん僕1人ではなく先輩たちとも一緒ですが、1人が担当する部分が多く、引っ張っていかないといけない部分が多いので、他の作品に比べても不安が大きいです。でも、これにしっかり打ち勝てばワンランクアップした、俳優としての自分に出会えるのではないかと思って…一生懸命頑張りたいです。
ユナク:僕は夢がミュージカル俳優だったのでたくさんの作品に出演してみたい想いは常にあります。いつか韓国で、韓国語で演じる作品に出てみたいと思っていたんですが、幸いなことに、今回の「インタビュー」は全編韓国語で演じると聞いて安心しました。こんなに長いセリフの公演をもしも、日本語でやるとなったら…もちろん、日本語でも良いのですが、ネイティブのような日本語はまだ難しいですし、感情表現が日本の観客の方に伝わるかどうか心配だったので…。

<B>―実際に韓国語の公演では、日本語の字幕を用意するのが大変そうですよね。</b>
ユナク:ですよね。字幕について行くのも大変そうだし、ミステリー作品なので難しい単語もたくさん登場するし、日本の観客の方が理解してくれるかどうか心配です。だから、台本とかを事前に準備して配ったほうがいいかも!本当に心配だよ…(一同共感を示す)

<B>―多重人格者や殺人犯が登場する物語の背景ですから、本当に難しい単語がたくさん登場しますよね。</b>
ユナク:たくさん観ていただければ理解できると思います!
イ・ゴンミョン:そうだね!両方のシンクレア(ユナク・ソンジェ)を観るのも兼ねて、7回か8回ぐらい観てもらえれば完ぺきだよね!

<B>―では、ソンジェさんが感じる“シンクレア”というキャラクターはどんな人物なのでしょう?</b>
ソンジェ:とにかく、1人の人物が5つの人格を持つという点が非常に興味深いところです。だから余計負担を感じますが…僕自身5つの作品に出演するような気分です。今もう頭の中が真っ白ですね。

<B>―イ・ゴンミョンさんとムン・ジナさんはミュージカル俳優として、すでにたくさんの作品に出演されてきましたが、今回「インタビュー」を選択した理由はなんだったのでしょうか?</b>
ムン・ジナ:私は、この作品の前に「ヘヴィーメタル・ガールズ」という演劇に出ていました。演劇をやればミュージカルをやりたくなるし、ミュージカルをやれば演劇をやりたくなるもので、今回の「インタビュー」はミュージカルでありながらも演劇的要素も強い作品ですし、なによりもシナリオがとても気に入って、挑戦したい気持ちと勉強してみたい気持ちが強くこみ上げてきたのでこの作品に決めました。
イ・ゴンミョン:僕も同じ気持ちです。これまでは、大きな劇場での大きな作品にばかり出演してきたんです。すると、小劇場での演劇的要素の強い、ドラマ性の高い作品に出てみたいという欲求が湧いてくるんですね。そんな時にタイミングよく「インタビュー」の台本を頂いて、読んでみたところとても面白く、これは俳優たちで作り上げることができる余地が充分にあるような作品だと感じて、僕たちがぶつかり合いながらやってみようと思いました。もちろん、日本公演では韓国公演の時よりも会場は大きくなりますが、韓国公演のあの雰囲気のままに演じれば、何も問題はないと思います。
ソンジェ:本当に心強いですよ。もしも全員が初演だったら、どうなっていたか…。お二人がすでに韓国公演で舞台に立たれているので、たくさん教えてくださるから…。

<B>―韓国公演でも、観客たちを「インタビュー」に没頭させるパワーがあると感じましたが、日本公演でも会場全体をそうさせるために、気を付けたい部分や特に努力したい部分はありますか?</b>
イ・ゴンミョン:まず、物語自体に興味をかきたてるパワーがあります。次はどういう展開になるのか気になるでしょうし…。特に僕たちが表現方法を工夫するというよりは、観客の方の興味を引き出して、会場内のすべての観客の方に伝わるように、方向性だけをハッキリさせながら演じれば、自然と没頭していただくことができると信じています。
ムン・ジナ:アーメン(笑)
ユナク、ソンジェ:僕たちはただ、先輩についていくのみです!

<B>―さきほども少しお話に出ましたが、「インタビュー」には、多重人格者や殺人犯といった、一般的には出くわすことのない人物が登場します。こういった人物像について、個人的に勉強されたことのある方はいますか?</b>
ユナク:僕はあります。以前他の作品に出演した時がまさにそういう役どころだったんです。彼女が自殺してしまったり、薬物中毒だったりといった、僕の想像だけでは理解しきれない役どころを日本で演じたことがありました。その時は、関連する映画を観たり、本を読んだり、毎日インターネットで検索をして理解を深めるために努力しました。今回も、またこういった難しい役どころなので勉強が必要だと思います。

<B>―演劇的要素の強い「インタビュー」ですが、やはりミュージカルですので、歌も登場しますよね。この作品の中の“歌”が担う役割はどういったものだと思いますか?</b>
ムン・ジナ:ただ、推理小説を読んでいる気持ちで聴いていただければと思います。そのセリフにただ、音楽が合わさったというイメージです。歌のなかにも物語が生きているので、特に集中しよう!と意気込まないで聴いていただいたほうが、耳にスーっと入っていくと思います。
イ・ゴンミョン:作曲家さんも、観客の方たちが、いつ歌が始まって終わったのかわからないぐらい、自然に聴いてもらえるように努力して作った曲だとおっしゃっていたので、一般的な“ミュージカルらしい歌”というよりは、セリフなのか歌なのかわからないぐらいの不透明な状態のものをオープンマインドで聴いてほしいと思います。
ムン・ジナ:今回も韓国公演同様に、ライブ演奏でお届けすることになると思います。
ユナク:観客のみなさんからしても、ピアノ演奏と俳優の声だけを感じられるのは、すごく心地よいのではないかと思います。特に日本のみなさんはアコースティックな雰囲気がお好きなようなので、そういった部分も楽しんでいただけるのではないかと思います。

<B>―では、最後に日本で「インタビュー」をご覧になるみなさんにメッセージをお願いします。</b>
イ・ゴンミョン:京都・大阪方面のみなさんはぜひ観に来ていただきたいです。9月はまだ少し暑いと思いますが、京都はいつ行っても美しいところです。京都・大阪方面のみなさんだけでなく、関東のみなさんにもぜひ来ていただきたいです。
ムン・ジナ:ミュージカルの背景は外国ですが、良い俳優さんたちと日本で公演できるのが光栄です。ぜひ、たくさんの方に観に来ていただきたいです。
ソンジェ:物語自体が深いメッセージを抱えている作品なので、観に来ていただいてたくさんのことを感じ取ってほしいです。
ユナク:創作ミュージカルを、日本のみなさんにお見せできる機会です。日本のファンのみなさんにも好んでいただけるような要素をたっぷり含んだ作品でもあります。演出家さんと俳優たちが力を合わせて最善を尽くした結果をお見せできるように頑張ります。秋ですよね、紅葉の季節…(紅葉はまだかと…)あっ!紅葉が少しずつ熟していく季節かと思いますので(笑)京都の美しい風景を見るのも兼ねて来ていただければと。
イ・ゴンミョン:この季節、宿が取れないらしいよ。


 とても愉快で気さくな彼らが演じる、とてもシリアスなミュージカル「インタビュー」は注目度満点!韓国公演でも、後半になるにつれソールドアウトが続出した話題作だったが、新たにシンクレア・ゴードン役にユナクとソンジェを迎え、どのような日本公演になるのか今から楽しみだ。アイドルとして活躍続けるユナク、ソンジェが今までのミュージカル出演等の様々な経験を最大限に生かし、それぞれの持つ魅力をプラスし、より魅力的なキャラクターとして演じるシンクレア・ゴードンに大きな期待が集まっている。

 仲間であり、ライバルでもあるユナクとソンジェ。同作ではそんな2人がイ・ゴンミョン、ムン・ジナと強力なタッグを組みミュージカル俳優として、また、アーティストとして大きく羽ばたくことだろう。ミュージカル俳優としてのユナク、ソンジェの姿はもちろん、作品の魅力もぜひ劇場で直に感じていただきたい。

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