グループ「防弾少年団」
グループ「防弾少年団」
ことしも札幌が熱気と興奮に包まれる季節がやってきた。8回目の開催となる「8th K-POP FESTIVAL 2016」は2月6日、7日の2日間、昨年までのニトリ文化ホールからZepp Sapporoへと会場を移し、全4回という大ボリュームの公演となった。2月6日(土)、北海道初上陸の「防弾少年団」をはじめ、「MR.MR」、「MADTOWN」 の3組が「最強K-POPの祭典Winter Special」を開催した
同公演の第2部は、氷点下5℃という寒空であったが、会場の周りには開場前から多くのファンが列をなし、場内も開演前から期待と興奮で埋め尽くされていた。

BTS(防弾少年団) の最新ニュースまとめ

 トップバッターを務めたのは、今人気急上昇中の「MADTOWN」だ。本来7人組である彼らだが、今回はジョタが韓国の番組「ジャングルの法則」の撮影のため、6人でのパフォーマンスとなった。

 モノトーンベースのストリートファッションで登場した彼らは、まず1曲目に「YOLO」を披露。迫力のあるパフォーマンスで、開始早々観客をぐっと引き込んだ。続く2曲目は「What's your number?」。下手と上手にメンバーが集まり前列の観客と触れ合い、スタンディング会場ならではの演出でファンのテンションを高揚させた。更に続いて「New World」を披露。キレの良いダンスの中に各々のチャーミングさが光る。

 MCでは、日本語で「こんばんは!」と大きくあいさつ。前日は雪まつり会場の散策や、温泉に行ったりと、初めての北海道を満喫した様子の「MADTOWN」。そんな初来訪の地で、ファンに向け「特技を披露して欲しい」、と振られると、ムースがノリノリでセクシーなダンスを披露するなど、堂々としたエンターテイナーぶりを見せ付けた。
MCでクールダウンした後は「深刻だ」、「OMGT」を続けて熱演。

 最後は先輩である「MBLAQ」の「Oh Yeah」をカバーし客席を大いに沸かせた。また、3月には東京と名古屋でLIVE&ファンミーティングを開催するといううれしい告知もあり、今後も彼らの活躍から目が離せなさそうだ。今回は叶わなかった7人全員揃ってのパフォーマンスにも期待したい。

 続いては2年振りの出演となる「MR.MR」だ。
前回出演した際は、GFSCの広報大使に任命され、児童福祉施設を訪問し子供たちとの交流を行った。2年の時を経て更に男らしく、格好良くなった彼らは2月9日に日本メジャーデビューを控えていることもあり、メジャーデビュー曲を引っ提げての登場となった。
1曲目に日本メジャーデビュー曲である「Just 1 Light」を披露。

 甘いメロディーと歌声が聞こえてくると共に会場には手拍子と黄色い歓声が渦巻いた。上下黒基調のシックな装いの中に、セクシーなシースルーのブラウスやタンクトップを身に纏った彼らは、最大限そのセクシーさを引き出す振り付けで早速会場を「MR.MR」のカラーに染め上げた。

 続けてどこか哀愁を漂わせる綺麗なボーカルが魅力の「Goodbye」を届けるとと、MCでは息が上がりながらも流暢な日本語で1人1人が自己紹介。
前日には大雪像で行われたイベントに出演した「MR.MR」、「外はとても寒かったがファンの皆さんの声援でステージはとても熱かった。今日も楽しんでいきましょう!」とチャンジェ。その後日本メジャーデビューの心境を聞かれると、答えようとしたチャンジェを遮りジェミンが声を発すると、チャンジェに「どうぞ」と譲られ会場から笑いが沸く場面も。
引き継いだジェミンは「いつも応援してくれている皆さんのお陰だと思っています!」と力強く宣言。

 さて、ここでカップリング曲のお披露目か、と思いきや、そこは「MR.MR」、日本のファンを喜ばせようと、映画「NANA」でお馴染みの「Glamorous Sky」を特別に披露!完ぺきなハモリと圧倒的な歌唱力で会場は大歓声に包まれた。

 曲が終わるとメンバー同士「ヨシ!」、「よし!」と声を掛け合い、スペシャルステージが成功したことに満足した様子を見せた。
続いては昨年9月にリリースされた「She is so beautiful」と「Big Man」を続けて披露。「She is so beautiful」ではしっとりとしたバラードを情感たっぷりに歌い上げ、「Big Man」ではクールでセクシーなパフォーマンスで客席を魅了し、掛け声と嬌声が会場を満たした。

 そして最後はお待ちかね、メジャーデビューシングルのカップリング曲である「Tiger and Lion」。日本のファンを想って作られたという同曲、爽やかなメロディーラインとラップを日本語で歌い上げた。
メジャーデビューに始まり次回の来日日程も決定している「MR.MR」、抜群の歌唱力とクールな魅力で今後も更に活躍してくれることだろう。

 最後のアーティストは2013年に韓国でデビューを飾ってからというもの、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を獲得し、日本ファンの間でも絶大な人気を誇る「防弾少年団」だ。

 この日も「防弾少年団」が登場した瞬間、割れんばかりの大歓声が会場中に響き渡った。そんな黄色い歓声の中での1曲目は「RUN」。曲に合わせ客席からは大きな掛け声がかかる中、黒と赤の衣装に身を包みパフォーマンスを行う姿はとても自信に満ち溢れており、彼らの人気の高さを窺わせる。

 その勢いのまま続けて「いいね!Pt.2~あの場所で~」、「FOR YOU」を披露。
メンバーが入れ替わり立ち代りステージ前方まで歩み寄り、ファンとの近い距離感を最大限に楽しんでいた。

 3曲続けて披露した後は、日本語で各メンバーがあいさつを行いファンも和みムードに。

 初めての北海道は「寒いけど雪が綺麗!」とRAP MONSTER。「札幌の皆さん、めっちゃビューですね!」とV。しかしこの”ビュー”が客席に通じず、「もう一回」のコールを受けることに。心が傷ついたとジョーク交じりに言い直す場面もあった。

 また、雪まつりにちなんで自分が雪像になるならどんなポーズを取るか訊かれると、会場のカウントダウンと共にキメキメのポーズからちょっとおどけたポーズまで、メンバー各々が個性的なポーズを披露し会場を沸かせた。

 更にこの前日、「防弾少年団」はチャリティー活動の一環として児童福祉施設を訪問しており、「子供は優しいし大好き、子供たちから更に力を貰った」と語った。

 また、昨年横浜アリーナでのライブにも出演し、日韓文化交流に積極的な彼らだが、前述の通り今回もGFSC特別広報大使としてチャリティー活動に大いに貢献したことで、感謝の意を表するためNPO法人日韓文化交流会から感謝牌が贈呈されるなど、内容盛りだくさんのMCとなった。

 MCが終了すると、一旦和やかな雰囲気になった会場に向かって「皆さん準備は良いですか!」、「行きましょう!」と鼓舞。客席を巻き込み「BOY IN LUV」を熱唱し、再び場内は興奮の坩堝と化した。更に「DOPE-超ヤベー!-」、「フンタン少年団」と熱いナンバーをノンストップで披露すると、会場からの「BTS」コールも勢いを増した。

 ラスト1曲の前には各メンバーから日本語で短いMCを挟み、「また来たいです!」、「ありがとう!」と熱いあいさつを行い「I NEED U」で締め括った。「防弾少年団」の止まるところを知らない人気と勢い。次はどんな熱いパフォーマンスを見せてくれるのかが楽しみな限りである。

 全アーティストのパフォーマンスが終わった後は、出演者全員で「赤い夕焼け」を合唱。グループの垣根を越えて肩を組み歌う姿にファンの興奮は最高潮に達した。また、ファン全員とのフォトセッションも行われファンにとっても大満足の公演になった。

 数多くの豪華アーティストが出演してきた「K-POP FESTIVAL」。ことしは昨年までよりもアーティストと客席との距離が近く、よりライブ感を楽しめた公演となった。この祭典で来年はどんなドラマが生まれるのか、今から待ち遠しい。



I NEED U (Japanese Ver.) ティザー映像 / 防弾少年団
I NEED U (Japanese Ver.) ティザー映像 / 防弾少年団




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