キム・キュジョン(SS501)
キム・キュジョン(SS501)
5月30日(土)と31日(日)、東京・品川プリンスホテル「club ex」で、2014年7月の除隊以来、初の日本ファンミーティング「2015 Kim Kyu Jong Fanmeeting in Tokyo “Fine,ThanKYU”」を開催するため、約3年ぶりに来日したキム・キュジョン(SS501)。

 2005年に「SS501」のメンバーとしてデビューし、大きな人気を獲得。その後、ソロ歌手として、またミュージカル出演など多方面で活躍してきた。12年7月に入隊し、14年7月に除隊してからは、一段と男らしくなった姿で、ドラマ「S.O.S私を助けて」に出演。そして、6月6日から上演されるミュージカル「愛は雨に乗って」にも出演と、俳優としても本格始動したキム・キュジョンが、日本で7月21日に1stシングルを引っさげ、待望のソロデビューが決定!

 うれしい知らせを持って、久しぶりに日本に来たキム・キュジョンは、ファンミーティングの前日、取材が立て込む忙しいスケジュールにもかかわらず、柔らかな物腰と人懐っこい笑顔で、爽やかにインタビューに応じてくれた。

キム・キュジョン(SS501) の最新ニュースまとめ


<B>―日本に来たのは約3年ぶりですね。</b>
でも、いざ来てみたら、ついこの間来たみたいな感覚で。久しぶりなんですけど、あまりそう感じないです。

<B>―キュジョンさんの来日を待ちわびていたファンも多いと思います。ファンミーティングはチケットが完売となり、追加公演が決定したほどの人気ぶりで。</b>
だから、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。日本に来ていない間に、ファンの方が待っていてくださるのか心配していたんですが、こんなに応援しながら待っていていただけて、本当にうれしいです。海外の方が僕のことを好きになってくださるのが、とても不思議な感じがします(笑)。

<B>―日本語はいかがですか?私の日本語での質問は通訳を待たずにすぐ反応し、ほぼ理解されているようですが。</b>
聞き取りはほぼできるんですけど、話すのが難しいですね。韓国にいるときは日本語で話す機会がないので。日本にずっといれば、もっと会話力が伸びると思うんですが…。日本に長く来ようかな(笑)。

<B>―ぜひぜひそうしてください!</b>
毎日、おいしいものも食べられるし(笑)。

<B>―キュジョンさんの好きな牛丼とか、おいしいものがたくさんありますからね。今回は、日本で食べたいものとかありますか?</b>
牛丼は、空港から直接この取材現場に来たので、食べられないと思っていたんですが、スタッフの方が用意しておいてくださったので、もう食べました(笑)。なので、カレーうどんが食べたいですね。

<B>―韓国には、カレーうどんはないんですか?</b>
ないですね。だから、カレーうどんを家で作ってみたんです。京都でおいしいカレーうどんの店があって、そこのおばあさんにどうやって作るのか聞いて、作ってみたんですけど、やっぱりその味は出せなかったですね(笑)。

<B>―さて、7月にソロデビューが決定したということで、おめでとうございます!</b>
ありがとうございます。念願だった日本でのソロデビューが決まり、すごくうれしいです。

<B>―「SS501」の皆さんは、すでに日本でソロデビューを果たし、キュジョンさんが最後となりましたが。</b>
秘密兵器です(笑)。

<B>―そう言われると、期待値がグンと上がりますね(笑)。</b>
ぜひ、期待してください!

<B>―他のメンバーの方には、ソロデビューのことを知らせたんですか?</b>
ヒョンジュン(末っ子)とヨンセン兄さんはもう知っていて。「単純にコンサートのレパートリーになるような曲ではなく、カッコいい、完成度の高いものになるといいね」と言ってくれました。あと、最近、ジョンミンが10周年記念アルバムをリリースしたじゃないですか。その反応が良かったということを聞いて、逆にプレッシャーというか。僕の場合、日本での活動も久しぶりだし、一人でCDを出せるのかと心配していたんですが、メンバーたちが「これまで頑張ってきたんだから、心配しなくても大丈夫だよ」と応援してくれているので、ソロ活動はちょっと寂しいですけど、自信を持つことができました。

<B>―デビューシングルは、どんな曲になるんでしょうか。</b>
3曲収録されるんですが、タイトル曲は「SS501」のイメージとは全く違う、耳が楽しめるミディアムテンポの曲です。7月にリリースして、8月ぐらいには皆さん、その曲が頭から離れなくて、つい口ずさんでしまい、眠れなくなると思います(笑)。それぐらい、耳に残るメロディーになっています。

<B>―曲名は?</b>
まだ決まっていないです。慎重に考えています。

<B>―どうしてこの曲をデビュー曲に決めたんですか?</b>
日本でやりたかったスタイルの曲でもあり、これまでダンスのイメージが強いので、新しいイメージを見せたかったし、他のメンバーとも差別化できるものがしたかったので。

<B>―他にはどんな曲が収録される予定ですか?</b>
僕が作詞、作曲したバラードが入ります。悲しい曲ですね。静かに一人で聞くと、胸が詰まるような感じの。韓国語で作詞をして、それを日本語にしているんですが、日本語の作詞は難しいですね。J-POPは詞的な表現が多いので。

<B>―何をイメージして、その曲ができたんですか?
体も疲れているころで、昔のことを思い出したり、会いたい友だちのことを考えたりしていたら、悲しい曲ができました。韓国語の歌詞は、ラブソングっぽい歌詞にはなっていますが、そういう曲ではないですね。

<B>―曲のテーマは、愛ではないということですか?</b>
愛…。全てのことが“愛”と言えると思いますが(笑)。

<B>―日本語のオリジナル曲を歌うのは、「光」以来だと思いますが、久しぶりに日本語の曲を歌うのはいかがですか?</b>
前は日本語を覚えるのが大変だったんですけど、韓国語で意味を先に覚えてから、日本語で覚えると早いということが分かったので、もちろん外国語だから大変ですけど、楽しいですね。

<B>―海外のアーティストだと、日本語の発音が難しいという話をよく聞きますが。</b>
僕も最初にレコーディングをしたときは、泣きました(笑)。「つ」の発音ができなくて。自分の耳には同じに聞こえるのに、「違う」と1時間ぐらい怒られて。ちゃんと言いたいのに、それができないのが、本当につらかったですね。でも、レコーディングが終わって、日本の方に、日本人みたいに発音がキレイだと言われたときは、本当にうれしかったです。

<B>―じゃあ、もう「つ」の発音はバッチリですね。</b>
つ、あ~、やっぱり難しいです。つ、つ、つ。

<B>―今、キレイに言えていますよ。「ちゅ」ではなく、「つ」と言えています!</b>
「ちゅ」はダメですからね。よかったです(笑)。

<B>―2005年に「SS501」としてデビューして、今年10周年を迎えましたが、今振り返ってみると、どんな10年でしたか?</b>
ありがたい、感謝の10年でした。たくさんのものを皆さんから、いただいたと思います。だからこそ、軍隊に行っていた2年間、寂しくて、苦しかったです。でもその2年があったから、逆に頑張れるし、今は本当に楽しく仕事をしています。

<B>―軍隊から帰ってきてから、何か変化はありましたか?</b>
仕事をするとき、以前は周りから言われるままにやっていたと思うんですが、今は自分でしっかり考えるようになりましたね。軍隊に行っている間、これは本当に自分の仕事だ、ということに気付かされて。前はプロデュースされている感じがあったんですけど、今は自分でやるんだという意識が強くなりました。だから、今は自分で決めて、選択もするようになったので、他人のせいにできない分、さらにやる気もわいて、いい状態だと思います。

<B>―仕事への責任感がだいぶ増したということですね。</b>
それで、プレッシャーもあるんですけど(笑)。

<B>―仕事をする上でのモットーは?</b>
いつも楽しく。過ぎ去った昨日は必要ないので、今日、明日だけを考える、ということです。

<B>―後悔はしないと。</b>
過ぎ去ったことには後悔しないです。しちゃうけど、しないようにしています。

<B>―もとからそんなポジティブなマインドを持っていたんですか?</b>
仕事をしていて、そう変わりました。プレッシャーに負けて苦しんでいると、自分によくないので。僕の仕事は一人でやる仕事ではなく、ステージに上がったり、テレビに出たり、自分のパフォーマンスを皆さんにお見せする仕事なので、自分の気分や体調の悪さを少しでも出してしまうと、見ている方にもよくないし、お互いによくないので、ネガティブな部分は捨てるようにしています。

<B>―そういう考えで仕事をしていると、いい曲もできるんじゃないですか?</b>
そうなればいいですね(笑)。でも、曲を作るのは本当に難しいです。

<B>―今回の日本での活動が終わったら、韓国で6月6日からミュージカル「愛は雨に乗って」が始まりますね。稽古の真っ最中だと思いますが、稽古場はどんな雰囲気ですか?</b>
みんな体力的に疲れているので、もうあと少しだから頑張ろう、とお互いに励まし合っています(笑)。本番は楽しいと思いますが、やっぱり練習が一番きついですね。泣いたり笑ったり、感情の起伏も激しいので。

<B>―ミュージカルは2011年の「宮」以来ですよね。</b>
「宮」は規模が大きいミュージカルだったんですが、今回は登場人物が3人しかいないんです。だから本当に大変なんですよ(笑)。着替えはありますけど、基本的に1時間半ずっと出ずっぱりなので。

<B>―ミュージカルは、やっていて何が一番楽しいですか?</b>
自分とは違うキャラクターを演技で表現していくことで、自分にはなかった考え方や、知らなかったことを知っていくことが楽しいです。

<B>―ミュージカルは生モノですが、舞台上で予想していなかったことが起きたら、キュジョンさんはどう対処するんですか?</b>
「宮」のときあったんですよ。女優さんが半ページぐらい、セリフを飛ばしちゃって。1.5秒ぐらい、どうしようと思ったんですけど、すぐ次のシーンに入りました。そういう場合、俳優だけではなく、照明さん、音響さんなど舞台スタッフにも関わってくるんですが、みんな一瞬で気付いて次に行けたので、不思議だなぁと。そういうチームワークを初めて体験しましたね。

<B>―今回の3人芝居はどうですか?</b>
決められたことよりも、アドリブとか、ふざけ合うシーンが多いんですよ。だからこそ、集中力が試されることになると思います。

<B>―日本からも見に行くファンが多いと思いますが。</b>
セリフの内容まで詳しく分からなくても、曲も多いし、雰囲気で分かると思うので、言葉が分からなくても、きっと楽しめると思いますよ。

<B>―今後の日本での活動計画を教えてください。</b>
7月21日にデビューシングルが発売されるので、その前にプロモーションでもう1回来たいです。で、CDが発売されたら、何でもやりたいです。ソロとしては新人だから。

<B>―新人という言葉にちょっと違和感がありますが(笑)。</b>
昔みたいに何でもしますよ、CDを配ったり(笑)。それぐらい、本当に成功させたいという気持ちが強いです。K-POPのファンの方が好きになってくださるのもうれしいんですけど、僕のファンの方が友だちに聴かせたとき、「この曲いいね」と言ってもらえるようなものにしていきたいです。

<B>―ミュージカル出演と、日本でのソロデビューの時期が重なりますが。</b>
ミュージカルは稽古が大変なだけで、本番では皆さんからエネルギーをもらえるので。それをパワーに変え、日本でも頑張れると思います!頑張ります。日本語も頑張ります(笑)。

<B>―今後の活動に向けて、ファンにメッセージをお願いします。</b>
ついにソロデビューをすることになりました!皆さんが待っていてくださった分、その期待に応えられるよう、楽しい音楽をお届けします。その音楽を聴いて、皆さんが気持ち良くなれたら、僕はそれだけで十分です。日本での活動もそうですが、韓国、そして他の海外でも活動をしたいと思っているので、頑張っていいところをお見せします!


 日本でのソロデビューが決定し、目を輝かせながら、「頑張ります!」と何度も気合を入れ、自信をのぞかせていたキム・キュジョン。現在、日本ソロデビューとなるシングルは、アレンジ作業に取り掛かっていて、これからレコーディングに取り掛かるところだとか。また、日本での活動名は「キュジョン」になる予定とのこと。

 “秘密兵器”として、満を持してソロデビューを果たすキム・キュジョンが、どんな姿で日本活動を華々しくスタートさせるのか、大いに期待したい。




キム・キュジョン(SS501)からメッセージ到着!
キム・キュジョン(SS501)からメッセージ到着!




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