俳優ソンフン
俳優ソンフン
ドラマ「芙蓉閣の女たち~新妓生伝」、「シンイ-信義-」等への出演で人気の俳優ソンフンが先月 9日(火)東京・リーガロイヤルホテル東京で「X’mas Show with Sunghoon」を開催した。

 高級ホテルとして広く愛されているリーガロイヤルホテルで開催された東京公演は、ホテル自慢のフルコースが楽しめる「Full Course」と、ティーとケーキがセットになった「Afternoon Tea」の2公演。取材に訪れたのは「Afternoon Tea」。シャンデリア煌めくボールルームには着物やドレスでいつもよりドレスアップしたファンたちが、美味しいティータイムを楽しみながら、ソンフンの登場を待っていた。

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 照明が落とされ、客席後方の扉からネイビーのトレーナーにワインレッドのパンツのカジュアルな装いでソンフンが姿を見せると、華やいだ空気は一転して熱い歓声へ。ミラーボールが輝く中、「ガラスのメモリーズ」を熱唱しながらステージへ向かうソンフンをファンは温かく手拍子で迎えた。

 「ソンフーン!」と歓声が上がる中、歌い終わるやいなや「おつかれさまでした(笑)」と帰ろうとして笑いを誘う。オープニングから全力で歌ったおかげで息も切れ切れな様子で「この1曲に全てを注ぎました」と答えると、MCの古家正亨が「まだ始まったばかりなのに(笑)」とツッコミを入れ、二人の絶妙なかけあいで爆笑トークのコーナーが始まった。

 「韓国語と日本語の歌詞がチャンポンでしたね」との指摘に、「わ、わかりましたか?」と驚いた表情を見せると、「ファイティン!」、中には「アロハ〜!」などと元気に声をかける明るいファン。そのおかげでイベントは序盤から和やかなムードに包まれた。客席を見渡して「お酒はないですか?」と心配そうなソンフンに、MCが「あなたに酔っているんですよ」と応じると、ファンは大きなうなずく。照れたように「今、拍手をされた皆さんは、僕に酔ったってことでいいんですよね?それなら残りの時間を本当に酔った人のように楽しんでください。僕の脱いだ姿じゃなくて(笑)」とファンをからかった。

 韓国安全保健公団が製作するウェブドラマ「6人部屋」にキャスティングされ、撮影していたというソンフンは、病院が舞台となっているため90時間もパジャマで撮影していたという秘話とともに、エピソードを振り返った。スーツや工事現場の作業服姿の写真がスクリーンに映し出されると、「病院がテーマになっているドラマなのですが、建築現場で怪我をして病院に行くという話なんです」と語る。MCが「スーツを着ているということは工事現場の責任者の役?」と質問すると、「責任者まではいかなくて…中間くらい。今まで財閥とか社長とかばっかりだったんですけど、中間ってなかなか大変です(笑)」と打ち明けた。

 続いて、ファンからの質問コーナーでは積極的なファンからの質問が次々と飛んだ。「ディズニーランドには行きましたか?まだですか?」という質問に、「日本で遊園地には一度行きました。温泉ツアーの後で、ゲームでぬいぐるみを取ったり、乗り物に乗ったりしたのですが、隣に社長が座ったので、それからあまり行きたいと感じなくなりました(笑)」と面白可笑しくエピソードを語り、「思い出したんですが、前回のイベントの時に、20年後や30年後もこういうイベントやりたいねと話をしたんですが、横に座っていた方が杖を持っていらして、『私はダメ』って言いながら、おでこに手で三角を作って(笑)。それを思い出しました。今、皆さんを見ると20年後でも大丈夫そうですね」と笑いを誘った。

 「韓国の名所、好きなところを案内してほしいです。韓国ツアーなどの予定はありませんか」というリクエストに、「僕は韓国にいるときは、だいたい行くところは決まっていて、会社、そして社長の家。韓国ツアーでは、ぜひ社長の家に行きましょう」と冗談を言うと、会場にいた社長からも「大丈夫!」とノリのいい許可が出て、会場は笑いに包まれた。

 逆にソンフンからファンへの質問も。「僕に聞きたいことがない、という方」と会場を見渡すと、手を上げた一人の女性。「なんで聞きたいことないですか?」とソンフンが不思議そうに問うと、「何でもわかってますから!質問してみてください」と自信を見せた。「僕の身長は?」、「184cm!」と答えるファンに「ええ〜い」と首を振りお茶目な表情で、「何か月か前に病院で測ったら186cmでした」とソンフン。「私の記憶では184cm、73キロ」とファンが応じると、「体重は、社長、耳をふさいでください」と断ってから、こっそり「80キロ」と打ち明けた。白菜を育てて収穫しキムチを作って被災地に贈るプロジェクトをしているというその女性を、ソンフンは「すごいことをなさっているんですね」と尊敬のまなざしで見つめる場面も見られた。

 質問コーナーでファンとのやり取りを楽しんだ後は、ソンフンからファンへのクリスマスプレゼント。テーブルに置いてあるゲストカードに描かれている猫の絵も、自身でデザインしたというソンフン画伯。そのデザイン画がジャンケンで勝った2名にプレゼントされることになったが、ここでMCが「ちょっといいですか、これ」と言いながら絵を手に取ると、「なんで裏紙に描いてあるんですか?」と突っ込む。ソンフンも笑いながら「今、地球が痛がっていますから、未来の資源のために(笑)」とのユーモア溢れる回答で会場を爆笑させると、ラッキーなファンにその場で名前とサインが書かれ、裏紙に描かれたレアな画伯の絵が贈られた。また、捨てられるペットを安楽死させないように、という主旨に賛同し協力しているという雑誌「アニマルマガジンン」が抽選で3名にプレゼントされ、ファンはサインとともに、動物好きなソンフンの優しい気持ちも受け取った。

 ここで12月25日に発売されるDVD「SUNGHOON’s HAPPY DIARY 2014」の内容を少しだけファンと共に鑑賞。また4月2日に発売されるドラマ「熱愛<完全版>」のDVD発売に関しても話が及ぶと、ソンフンは「今日は、DVDを発売してくださる会社の方もいらっしゃっているから、皆さん、関係者の方を騙さないといけないですよ。ソンフンさんはこんなに人気があるんだと思わせないと!」とファンに耳打ち。これに対してMCが「この話を関係者の前でする意味がわかりません(笑)」とコントのようなやり取りを見せながらも、ソンフンは「皆さん、しっかりやってもらわないと!」とファンに発破をかける。

 再びMCが、「さて、ドラマのDVDが4月にリリースになりますけども」と仕切り直すと、ソンフンは「ああ、心配ですね…」と芝居がかった表情で、「韓国ではあまりDVD化されないので、日本でDVD化されるとどんな反響があるか心配です…」と悩んで見せる。MCが「では聞いてみたいと思います。ドラマのDVD買うという方?」と会場を見渡すと、「はーい!! 」とファンは席から立ち上がってオーバーリアクション。ソンフンの希望通り、見事に(?)関係者を騙すことに成功し、ソンフンとファンの熱い連携プレーが見られた。

 2014年を振り返って、「何よりも日本のファンとたくさんお会いできましたし、韓国では作品を通して演技者としてより成長できた年だったと思います」と語り、「2015年も日本でイベントやってくれます?」と問われると「もちろんです!」と2015年の再会を約束した。

 来場者全員にプレゼントされるグラスについて、「このグラスは、僕だと思って大事に使っていただきたいです。なぜなら、とても割れやすいから」とジョークを飛ばすと、公演毎にグラスの色が違うことに「色に意味はありません」と即答するソンフン。「本当に意味がないか、僕が知らないからです」と正直すぎる回答に、慌ててMCが「大阪は情熱的なイメージで赤、そして東京の『Full Course』では水が映える青、『Afternoon Tea』の公演ではコーヒーをイメージして白」と意味を説明。その口調に合わせてソンフンが口パクし、会場を湧かせた。

 トーク終了後は、歌の時間。「僕の歌は耳で聴くものではありません。心で聴いてください。耳で聴くとイライラするかもしれないから(笑)」と言って、着替えのため一旦ステージからはけると、トナカイの衣装で再び登場!ファンからはその可愛さに「キヨウォ〜(可愛い)!」と黄色い声があがった。

 おなじみのスタッフや社長もサンタの衣装で登場すると、ノリのよいトロット風の楽曲をメドレーで披露。ファンもオールスタンディングでペンライトと手拍子で盛り上げ、心でパフォーマンスを楽しみ、ソンフンがトナカイの衣装をちらりと脱ぐと、鍛えあげられた肉体美にファンは大興奮。「脱ぐだけで盛り上がるなら、僕はダンスや歌の練習いらないじゃん。次はプールでやりますかね」と笑顔を見せた。
ラストはクリスマスらしく「Last Christmas」。「発音は絶対、気にしないで」とお茶目ファンにお願いすると、ミラーボールが輝く会場に、心で歌うソンフンの温かい歌声が響いた。

 「寂しい気持ちがあれば、また会うことができる」と名残惜しそうにしながらも、「次は歌やダンスの練習しないで、身体を鍛えるから」と最後はソンフンらしく笑いでイベントをしめくくり、終演後はハグ会付きという大サービス。ファンは一足早いクリスマスの幸せなひとときを過ごした。

 ファンからいつも”元気やパワー”をもらっているというソンフン。明るいファンの声援をたっぷり受けたソンフンは、2015年、どんな活躍を見せてくれるだろうか。




ソンフンX’mas&新年メッセージ




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