除隊後初となるファンミーティングを大阪と東京で開催したジュンス
除隊後初となるファンミーティングを大阪と東京で開催したジュンス
ジュンスが、除隊後初となるファンミーティングを大阪と東京で開催。タイトルの「HOME PARTY」には、ファンと過ごす時間を何よりも大切にしているジュンスが、ファンとホームパーティーをするように笑顔のあふれるくつろいだ時間を作りたいという思いがこめられている。

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 「皆さん、こんばんは」と言いながら登場したジュンス。大歓声の中、「露を宿した木」でオープニングを飾った。背景の映像では、合わせて幻想的な景色が広がり、歌の世界を演出。

 「僕と会いたかったですか? 今日は楽しい時間になるように、頑張ります」と改めてあいさつすると、ペンライトが拍手と共に綺麗に揺れる。舞台右には、自宅さながらのソファーとテーブルが置かれ、腰掛けてMCとトークがスタート。「日本語が下手になっちゃって、緊張します」とジュンスは打ち明けるが、まったく気にならないほど、変わらず流暢だ。「初めて僕に会いに来た方はいらっしゃいますか?」と尋ねるとあちらこちらから手が挙がり、「多いな!(たくさんアーティストがいる中で)なぜ今さら僕を選んだの?」とさっそく会場を笑いで和ませる。会場が千葉だったこともあり、台風被害を心配していたようで「皆さんの元気な姿を見て少しホッとしました」と話し、温かな拍手に包まれた。

 オープニングでも流れた映像は、実際に韓国で住んでいる自宅だというジュンス。そしてその続きが流れると、豪華・豪華・豪華な部屋にファンは終始驚きの声をあげる。ステージ上にビジョンは3画面設置されており、両サイドにはステージ上のジュンスが映されている。自宅を紹介している自身が恥ずかしいのか、時折顔を覆って爆笑したりと、その様子も手伝って笑いの絶えない時間となった。除隊してからは、「静かな時間を好むようになった」と言い、今は寂しいという感情も含めて楽しんでいるんだとか。そして、ここで“お部屋のBGM代わりに”と東京公演のために準備したという「Lean on me」を歌唱した。

 再び流れた映像では、ミュージカル「エクスカリバー」の歌稽古の様子が。ジュンスが初参加の日だったにもかかわらずどんどん稽古が進み、戸惑っているかわいらしい姿が微笑ましい。共演している俳優陣から激励メッセージが紹介された後、ファンから役名の「アーサー!」と呼ばれ、衣装替えをしたジュンスが登場。「僕のミュージカルを観に来てくださっている方はいますか?」という質問にはほとんどのファンが挙手。そしてMCから「カーテンコールの時に、日本のファンがいると分かるんですか?」と聞かれると「はい、すぐ分かります(笑)!」と即答。「韓国や他の国のファンの方達は、両手を大きく振ってアピールされるんですけど、日本のファンの皆さんは胸元で両手を合わせてこちらを見つめてるんです」と説明すると、心当たりがあるのか、会場から大きな笑いが起きていた。

 今後やってみたい役を聞かれると、「新しい姿をお見せしたいし、創作ミュージカルにも挑戦したいです。実は今いろいろと準備を始めているので、近い将来発表できるように頑張りますね」と話し、ファンは拍手で期待を伝えた。「ミュージカルの話をしたので」と『エクスカリバー』より『王になるということ』を熱唱。ポップソングとはひと味もふた味も違う重厚感溢れる圧巻な歌声に、歌い終わった後はこれまで以上の大歓声と拍手で会場が沸き上がった。

 すると突然「さあここからは、恒例のジニータイム!」と叫ぶジュンスとファン。このコーナーは、ファンの願いを必ず叶えるという、ジュンスの公演では必ず行われているお約束の時間だ。各々のグッズで、ステージ上のジュンスへアピールするファン達。韓国の伝統楽器を披露してほしいと楽器を持参してきたファンに、「たくさん間違えた!」と言いながらも美しい音色を放ち、初めて挑戦したミュージカル「モーツァルト」の歌を熱唱し、“ジュンスといえばダンス!”と渡されたUSBに入っていた楽曲メドレーをほぼ完ぺきに踊りきり、贅沢なラインナップにファンから惜しみない拍手が送られた。「ダンスが長いなー!」と笑わせながら「皆さん楽しんでますか!」という質問に大きな拍手でファンが返すと、自身も満足そうに、そしてうれしそうに頷いている。

 疲れ果ててヘトヘトになっているジュンスにMCが「まだ時間に余裕があるのですが……」と伝えると、「じゃあ質問に答えます!」と話し、座席番号の入った抽選ボックスから幸運なファンが選ばれる。まず1人目は「次はいつ日本に来てくれますか?」と質問。しばらく考えた後「今年もう一度来られたら……頑張ります!」。そして2人目からは「日本でもミュージカルをしてくれますか?」と聞かれ「実は僕も日本語で、日本の俳優さんたちと同じステージに立つのが夢なんです。これは絶対に挑戦したいです!」と力強く話し、ファンを喜ばせた。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、惜しまれながらも最後の1曲『Reach』を公演の閉めの言葉に替えてしっとりと歌い上げる。「疲れた~」と言っていたさっきまでの姿から一転、ジャケットを着なおしすぐにかっこいいジュンスへと変身する姿はさすがの一言だ。

 静かにステージが暗転し、ジュンスの姿が見えなくなると、MCがすかさず「これで終わるのは寂しいですよね?」とアンコールの声援。再登場したジュンスが改めてファンへ挨拶。「皆さんのおかげで、たくさん笑ったしたくさん力をもらいました。皆さんからいただいた愛や声援は、ステージでお返しできるように頑張りますので、これからもよろしくお願いします」と、深いお辞儀と共に心のこもった言葉を伝えると、ファンは言葉の代わりに大きな拍手で応え、アンコール曲『上り坂』でファンミーティングは幕を閉じた。


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