「THE KING」左からドンヒョク、バウル、チェラン、セジン、スンジェ
「THE KING」左からドンヒョク、バウル、チェラン、セジン、スンジェ
プロデュース、作詞・作曲、イメージメイキングまですべて自分たちでこなし、透明感のある歌声と独自の世界観を持つ韓国出身の5人組アーティスト「THE KING」。韓国はもちろん、タイ、中国、フィリピンなどでグルーバルに活躍しながら、日本では俳優ソンフンの事務所の後輩として、ソンフンのイベントに何度も出演してきた彼らが、満を持して5月30日(木)日本1stミニアルバム「I‘m coming to you」をリリース!

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 最新曲「I‘m coming to you」をはじめ、「THE KING」自身がファンのためにセレクトした全5曲を収録した日本1stミニアルバムを引っさげ、来日した5人に初めて会い、彼らの魅力に迫った。

 インタビュールームに入ってきたメンバーたちに「初めまして」とあいさつすると、5人揃ってグループの団体あいさつをしてくれた5人。ところが、すぐさま「実は日本語バージョンもあるんです」とメンバー同士でもう1度あいさつをしようという雰囲気になり、改めて「We are THE KING。アンニョンハセヨ。『THE KING』です。(日本語で)初めまして。僕たちは『THE KING』です」と2度もあいさつをしてくれる礼儀正しさを見せ、和気あいあいとした雰囲気の中、インタビューがスタートした。


Q,まず、グループ名の「THE KING」にちなんで、グループでこれは自分がキング(一番)だと自慢できることを紹介しながら、自己紹介をお願いします!

チェラン:初めまして。僕は「THE KING」のチェランです。どうぞよろしくお願いします。ステージでの役割というと、B-BOYとかブレイクダンスなので、一番自信があるのはやっぱりB-BOYです。
ドンヒョク:こんにちは。僕はダンスと運動が担当のドンヒョクです。ワンちゃんを愛する気持ちはグループで一番だと思います。
バウル:おしゃべり大好きビッグな末っ子バウルです。僕はグループで、寝ることにかけては誰にも負けません。時間さえあれば、何時間でも、無制限に寝られます(笑)。
セジン:初めまして。カリスマ天才リーダー、セジンです。作詞、作曲、プロデュースを担当しています。僕は食べるキングです。大食いで、焼肉を15人前食べたことがあります(笑)。
スンジェ:初めまして。ベビーフェイス、マッスルマニアのスンジェです。僕が一番だと思うのは、もちろん筋肉です(笑)。最近はあまりできていませんが、ジムでウエイトトレーニングをして鍛えています。


Q.続いて、「THE KING」はどんなグループなのか、グループの紹介もお願いします。

セジン:「THE KING」は音楽を愛するハンサムな人が集まって作られたグループです。歌謡界の王様になるという意味と、ファンを女王様のように迎えるという意味が込められています。どんな状況でも、いつも努力する姿勢が僕たちの魅力だと思います。


Q.ほかにも、まだ知られていない魅力というと?

ドンヒョク:メンバー全員天然です。
一同:(大爆笑)

Q.えっ!? 全員天然ですか?誰がまとめるんですか?

チェラン:いないです(笑)。

Q.メンバーの中で一番の天然というと?

(スンジェを指すメンバーたち)
スンジェ:違います。

Q.自分ではないと強く否定する人ほど、そうだったりもしますからね(笑)。

(それぞれに話し出すメンバーたち)
セジン:こんな感じで、まとめられないんです(笑)。
チェラン:5人揃うと、上手く会話できないんですよ。


Q.ライブのMCのとき、大変ではないですか?
セジン:だから、困ったら、「次の曲ください」って(笑)。
チェラン:その場を収拾しないで、次の曲に行っちゃいます。
バウル:だから、公演時間をオーバーしてしまうことが多いです。


Q.今回、待望の日本1stミニアルバム「I’m coming to you」が発売となりました。どんなコンセプトのアルバムでしょうか?

ドンヒョク:タイトル曲「I’m coming to you(君の元へ行く)」はファンの皆さんにもらった愛に応えようと作った曲です。ワールドツアーをしながら、ファンの皆さんにたくさんの愛をもらったじゃないですか。……、あれっ、何を言おうとしたんだっけ?(笑)。
セジン:僕が代わりに言います。タイトル曲のコンセプトはファンの皆さんに会う前の僕たちの気持ちを表現した曲で、収録曲は「THE KING」のカラーをたくさん盛り込んだ曲になっています。タイトル曲以外の収録曲3曲は自作曲です。
バウル:収録曲はリーダーが全部作りました!
セジン:ありがとうございます。
チェラン:タイトル曲「I’m coming to you」はファンの皆さんが聴いたとき、僕が感じたのと同じように感じると思います。歌詞をよく読むと、誰もが自分に向けて言っている話なんだなと感じる内容なので、すごく歌詞がいい曲だと思います。
バウル:歌詞の中に、「君の元へ行く」、「涙に濡れる」とかあるんですけど、簡単に言うと、僕がバックステージにいるとき、舞台に上がる前、会場を眺めながら、頭の中で絵を描くんですけど、その感じを受け取ってもらえたらいいなと思います。
ドンヒョク:(感心したように)みんな深く考えているんだね~。
セジン:(ドンヒョクは)パフォーマンス担当のメンバーなので。
バウル:もうちょっと腕を上げようとか、そういうパフォーマンス的なことを考えている人なので。


Q.そうすると、ドンヒョクさんは今回のアルバム収録曲の振付を作ったんでしょうか?

ドンヒョク:「I‘m coming to you」は僕ではないんですけど。
チェラン:他の収録曲は、ドンヒョクが担当しています。


Q.振付としては、どの曲が一番の自信作ですか?
ドンヒョク:ありません(笑)。でも、あえて言うなら、「Makes me high」かな。曲の雰囲気がキレイなんですよ。それで、ダンスもキレイな感じに仕上がっています。ファンの皆さんが一緒にできる振付もあるので、皆さんもこの曲は気に入っていると思います。

Q.タイトル曲「I‘m coming to you」の振付では、注目ポイントというと?

スンジェ:「君の元へ行く」というのをストレートに指先で表現しています。
ドンヒョク:動きがすごく速いので、マネすることはできないですが(笑)。
セジン:僕たち、指を使うのが好きなので、「I‘m coming to you」では、ファンの皆さんに向かって指さすような動き、「Makes me high」では、人差し指を上に向かって向ける動きが特徴だと思います。マネできるのは「Makes me high」なので、ライブでもレクチャーしていますから、一緒にやってもらえたらうれしいです。


Q.タイトル曲「I‘m coming to you」のPVを見ると、メンバーの皆さんとデートをしている気分が味わえるような甘いシーンが入っていますが、それぞれ気に入っているシーンや、印象的な撮影エピソードがあれば教えてください。

ドンヒョク:バウルはスケートボードのシーンがあったんですけど、実際はできないんです。本当にヘタで(笑)。だから、1度乗ったら、その姿勢をキープしたまま、ずっと撮影していました。
バウル:初めてのスケートボードだったんですけど、そういうのが苦手で…。


Q.PVの監督には、スケートボードが苦手だという話はしなかったんですか?

バウル:そのシーンが必要で、5人のうち誰かがやらなきゃいけないってことになって。
チェラン:バウルのPVでのキャラクターが、スポーティーなキャラクターだったし、ほかのメンバーには似合わないコンセプトだったので、バウルがすることになりました。
バウル:それから、面白かったのが、撮影しながら日が暮れてきて、時間がないのに、途中でソンフン兄さんが来て、「スケートボードに乗りたい」って。もうあと10分もしたら、日が暮れちゃうのに、スケートボードに乗るといって、邪魔されて(笑)。僕はずっと監督の顔色をうかがっていました。
一同:(大爆笑)
スンジェ:僕は役の設定で、車でポップコーンを食べました。撮影しながら、2つぐらい食べたんですけど、撮影シーンで、もぐもぐ食べていたので、それがよかったです。おいしそうに食べている表情が出ていたと思うので(笑)。
チェラン:それから、ドンヒョクが料理をするシーンがありました。PVのメイキング映像もあるんですけど、それを見ていただくと、料理が出ているんですけど、冷めてしまったんですよ。冷たくて、麺も伸びてしまって。あれは間違いなく…。
セジン:おいしくないと思います!(笑)
チェラン:それをおいしそうに食べようと演技する表情が面白かったです。幸せそうに食べていたので。
ドンヒョク:あのときは役になりきっていましたから。プロフェッショナルに(笑)。
チェラン:だから、ぜひメイキングも見てほしいです。面白いと思います。


Q.先ほど、ソンフンさんの話がチラッと出ましたが、皆さんにとってソンフンさんはどんな先輩ですか?

スンジェ:ソンフン兄さんは、そう見えないかもしれませんが、温かい人です(笑)。(メンバーたちから、「じゃあどう見られているの?」などとツッコまれ)僕はそう見えるけど、他の人が見たとき。…違うかな!? 
バウル:イタズラ好きで、遊び心のある人だと思うんですけど、本当に懐が深いです。面倒見もいいし。
スンジェ:考えも深いし。心が温かい人です。
チェラン:そして、完全にツンデレです。
セジン:ツンデレキング!
チェラン:それから、僕たちより天然だと感じる人ってそんなにいないんですけど、ソンフン兄さんは思っている以上に、天然ですね(笑)。
ドンヒョク:知り合ってから2、3年は経っていますけど、いまだにどんな人かよく分かりません(笑)。
チェラン:そうそう。どんな人なのか、把握できない(笑)。
ドンヒョク:仲が良いのかどうかすら、分からないです。
セジン:いまだに、どう話せばいいのか、会話方法を探せていませんから。
バウル:いや、会話方法はあるよ。ゲームの話からすればいいんだよ。
チェラン:なんか表現が一方的というか。聞いてくるから答えたのに、その答えを聞いていないんですよ。「ご飯食べた?」って聞かれたから、「食べましたよ」って答えるんですけど、それを僕1人で話しています(笑)。
セジン:とにかく、ソンフン兄さんは僕たちのことをすごく気遣ってくれて、優しい人だということです。
一同:(大爆笑)


Q.じゃあ、ソンフンさんとは一緒にご飯を食べたり、遊んだり?

セジン:ご飯はありますけど、一緒に遊ぶことはしませんね。
スンジェ:運動だけ一緒にします。
チェラン:でも普段、ソンフン兄さんは忙しいし、いつもダイエットをしていて、ご飯は…。
ドンヒョク:チェラン兄さんとは食べないだけじゃない?チェラン兄さんとはまだ仲良くないみたいですね(笑)。
チェラン:これからもう少し仲良くなっていこうと思います(笑)。
ドンヒョク:(メンバーたちに)ソンフン兄さんと2人だけで食事したことある?(メンバーたちがみんな頷くと)僕だけかと思っていたら。
セジン:ソンフン兄さんから電話くるよ。
ドンヒョク:本当にソンフン兄さんは面白いし、すごくいい先輩です。
バウル:学ぶべきところが多くて。
セジン:まさにプロですね。さっき話したような部分は、仕事をするときは全部なくなりますから。僕たちに対しても、こうした方がいい、これを直した方がいいと的確にアドバイスしてくれるし。
バウル:ステージとか現場が、ぎこちない雰囲気になっていると、そういう雰囲気を払拭して、場をコントロールしてくれたりもします。


Q.そんなステキな先輩からのアドバイスももらい、今後、日本での活動では、どんなことをしてみたいですか?

ドンヒョク:絶対に出たい番組が「嵐にしやがれ」!早押しをしたいです。「嵐」先輩大好きです。(平成ノブシコブシ)吉村さんも大好きです。本当に面白い!「嵐にしやがれ」で全国グルメツアーをしたいです。
チェラン:グループとしては、僕たちにとって意味があるのは、日本語のオリジナル曲を発表することです。いつか、日本語のオリジナル曲をファンの皆さんの前で歌ってみたいです。
セジン:そして、東京ドームコンサートをしたいです!それが達成できるまで、ずっと活動していきたいです。
バウル:僕は全ての活動を頑張って、ケガをせず、幸せに活動していきたいです。
スンジェ:僕も呼んでさえくだされば、どんな仕事でも頑張りたいですが、日本で旅行もしたいです。家族で1回、福岡に行ったことがあるんですが、短かったので。
チェラン:僕もまた日本には旅行で来たいです。1人で地方を回ってみたいです。
セジン:僕はことし1月、札幌に行ってきました。ニングルテラスに行って、焼きミルクを飲んで、温泉にも入って、焼肉、寿司を食べて、楽しく遊んで帰ってきました。


Q.いままでメンバー同士で旅行をしたことというのは?

セジン:1週間、ベトナムに行きました。寝て、食べて、バイクに乗って。
チェラン:ホイアンというところに行ったんですけど、雨の日にバイクに乗って、1時間ぐらい走った思い出が。
スンジェ:そのとき、ちょうど台風が来て。
バウル:僕は途中でガソリンがなくなって、1人で大変でした(笑)。
セジン:ベトナムは完全に休暇旅行として行ったので、楽しかったです。
チェラン:メンバー同士で旅行に行くのは初めてだったからね。僕らって、有名なスポットとかを探して、どこに行って何しようって計画的に行動するタイプではなく、休むときは、のんびりとダラ~ンと休むタイプなので。
セジン:家一つ借りて、ゆっくり休みました。
チェラン:コーヒーを飲んだり。
セジン:自分たちで料理をしたり。
バウル:ベトナムはコーヒーが有名なので、1日に10杯ぐらい飲みましたね。
セジン:今度はメンバーみんなで、沖縄に行きたいです。


Q.最後に日本のファンにメッセージをお願いします!

セジン:「THE KING」は、日本でも活動を頑張りますので、たくさんの応援をお願いします。そして、たくさん愛してください。これからも良い姿をお見せしていきます。ありがとうございます。


 現在、日本語を勉強中というメンバーたち。簡単な単語などは日本語を使ったり、日本語の間違いを指摘し合ったり、リーダーのセジンは、自分の手帳を持ってきて、メモしてきた日本語を話す場面などもあり、日本の活動に向けて、頑張っている姿勢が垣間見られた。何より、グループの雰囲気が楽しそうなのが、見ていてほほ笑ましかった。そんなチームワークの良さで、「THE KING」が魅力を開花しながら、どんな活躍を見せてくれるのか期待したい!



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