俳優チャン・ヒョク
俳優チャン・ヒョク
ドラマ「ボイス~112の奇跡~」、「油っぽいメロ(原題)」、「バッドパパ(原題)」など話題作に次々と出演している人気実力派俳優チャン・ヒョクが11月14日(水)、東京・豊洲PITにて、ドラマイベント「チャン・ヒョク主演ドラマ『カネの花~愛を閉ざした男~』スペシャルイベント in TOKYO」を開催。本イベントに先駆け、来日記者会見を行った。

チャン・ヒョク の最新ニュースまとめ

 現在、女性チャンネルLaLa TVにて絶賛放送中で、年末年始一挙放送(12月27日(木)17:00~スタート)も決定した同作は、財閥を舞台に、権力争いと復讐、哀しい愛を描くラブサスペンス。財閥一家に復讐を計画する弁護士カン・ピルジュ役を熱演したチャン・ヒョクは抑えた演技でありながら、内に秘めた想いをたぎらせる“静”の演技で視聴者を魅了し、「2017MBC演技大賞」で最優秀演技賞を受賞した。

 この日の記者会見は、一般招待のファン100名も見守る中で行われ、ステージに登壇するや、大きな拍手で迎えられたチャン・ヒョク。「皆さん、こんにちは。お久しぶりです」と日本語であいさつした後、「東京でドラマ『カネの花~愛を閉ざした男~』をテーマにしたプロモーションのイベントを開催することができて、期待でいっぱいです。一生懸命、この時間を皆さんと一緒に楽しみたいと思います」と笑顔を見せ、質疑応答がスタートした。


Q.「カネの花~愛を閉ざした男~」はどのような作品ですか?

復讐をテーマにしていて、主人公のカン・ピルジュというキャラクターがどのように戦略を立て、復讐をしていくのかというストーリーです。でも、実際には復讐する気持ちに乱れが生じて、復讐ができなくなってしまうのではないかという感情的な部分も描かれています。17歳のときに復讐の夢を抱いていたのが、その復讐の対象者と時間を共有することによって、相手のことを理解するようになってしまい、葛藤が生じるという、そういう部分をしっかり演技で表現し、見せていったドラマだと思います。


Q.劇中、ブチョン(チャン・スンジョ)の母マルランを演じたイ・ミスクさんとの緊張感のある関係、演技バトルが素晴らしかったと思いますが、イ・ミスクさんとのシーンで何かエピソードがあれば教えてください。

まず、共演者が決まる前の話なんですが、最初にシノプシスをもらって、第4話までの台本を持ち寄って監督と打ち合わせをしたとき、マルラン役はイ・ミスク先輩がやってくださったらいいなと思っていたんです。マルラン役は復讐の対象でもありますが、フィーリングを共有しなければいけない役だったので。そしたら、監督自身もイ・ミスク先輩が演じてくだされば、演技の相性もいいなと思っていたようで、イ・ミスク先輩にお願いすることになりました。
それで撮影が始まったわけですが、イ・ミスク先輩と演技をしながら、役についての解釈が少し違っているということを感じました。例えば、彼女は復讐の対象でもありますが、その裏には憐憫の情もあったと思います。17歳のとき、復讐の相手として彼女に接しましたが、ピルジュも30代半ばから後半になり、彼女がなぜそうしなければいけなかったのか、ということを理解するようになってしまい、復讐を後伸ばしにしていくという。だから、僕は復讐という目標はあるんですが、葛藤や初心が揺れ動く様を表現しようと思いました。そんな僕の演技をイ・ミスク先輩がしっかり受け止めてくださって、そのように解釈もしてくれました。
そして、監督ともシーンごとにどのような解釈なのか、どのような選択をしたらいいのか、ということをよく話し合ったので、面白いエピソードというより、その選択の時間に意味があったと思うし、そうしているうちにドラマが終了を迎えました。


Q.監督をはじめ、キャストの皆さんが、ここは上手くいったなという印象深いシーンがあれば教えてください。

ドラマにはハイライトというものがあって、そのハイライトに向かって、いろいろなシーンがありますが、今回のドラマでは、ピルジュがマルランに自分の正体を明かすというシーンがハイライトだったと思います。監督もそう思っていたと思いますし、僕もイ・ミスク先輩もそこにポイントを置いて、演じました。


Q.この後、ドラマイベントが控えていますが、イベントへの意気込みを聞かせてください。

ドラマをテーマにし、2時間構成していくので、観客の皆さんと息を合わせて、時間を過ごすことも大切ですが、ドラマのさまざまなシーンの中で、どのような気持ちを選択し、演技をしていったのか。また、監督をはじめ、脚本家さん、共演者とどのように息を合わせて、シーンが完成したのか。そして、どのようなエピソードがあったのかも十分にお話していきたいと思っていますので、真面目な感じになるのではないかと思います。


Q.ドラマイベントを開催するのが久しぶりとのことですが、ドラマ「カネの花~愛を閉ざした男~」にちなんで、「○○した男」という表現で、いまの心境を教えてください。

(少し考え)「とても真剣な男」。なぜ真剣な男にしたのかというと、ドラマをテーマにトークをするということは、撮影現場での面白いエピソードもあれば、大変だった瞬間も思い出すと思います。現場ではさまざまな喜怒哀楽もあり、たくさんの出来事がありましたが、それをたった2時間でお話するということで、真剣になると思います。それで、「真剣な男」という言葉が浮かびました。


Q.きのう日本に到着されたそうですが、どのようにお過ごしになりましたか?

いつも東京に来ると、最初に食べるものはラーメンと決めています(笑)。今回もラーメンを食べた後、都内をいろいろ回ったんですが、夜は伝統的な日本料理店に行って、とてもおいしい料理をいただきました。そして、ショッピングもして、いろいろ見て回りました。それから、今回のイベントの構成について、関係者と打ち合わせをしたりしながら過ごしました。


Q.最後に視聴者、ファンにごあいさつをお願いします。

きょうはこの後、ドラマイベントでプロモーションを兼ね、ドラマについて、いろいろなお話をさせていただくんですが、短い時間でどのような事を話したらいいのか、いろいろ考えました。なので、今回は2時間、ぎっしり詰まった充実した時間になればと思います。そして、僕だけでなく、このドラマのためにご尽力された関係者の皆さんの想いもイベントで伝えたいと思います。きょうお越しのファンの皆さん、視聴者の皆さん、有意義な時間を共有していただければうれしいです。このような席を設けてくださり、誠にありがとうございました。


 短い記者会見ではあったが、1つ1つの質問に深く、そして真摯に答える姿が印象的だったチャン・ヒョク。真面目な感じで真剣に、いろいろなエピソードを話したいと意気込んでいたドラマイベントの模様は、女性チャンネルLaLa TVにて、2019年1月に放送予定なので、要チェック!


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