「CRAYON POP」
「CRAYON POP」
CRAYON POP」のゲリラ・コンサートが海外でも成功している。

CRAYON POP の最新ニュースまとめ

 昨年デビューし、ことしの夏大ブレイクを果たしたK-POPガールズグループ「CRAYON POP」。デビュー当初から中国で活動するなど、早くも海外進出を視野に入れた展開をみせる彼女たちだが、今回はその一環としてオーストラリアでのプロモーションを行った。

 シドニーのオペラハウスの前に、トレードマークの「ジャージ&ヘルメット」姿で突如現れたのだ。ヒット曲の「パパパ」と「ダンシングクイーン」を熱唱しる間に地元の人たちや現地滞在の外国人たちが徐々に集まり、その数は200人を超えた。

 中には既にファンとみられる人たちも混ざっていて、彼女たちのブレイクにつながったあの「直列5気筒ダンス」を団体で踊るという異様な風景も見られた。公演終了後には、集まった人たちと団体写真を撮ったり、サイン対応を行ったりと、積極的なコミュニケーションが行われた模様。

 メンバーたちは、「このようなゲリラ・コンサートで地元の人たちと身近に触れ合うことができて本当によかった。これからも皆と一緒に楽しむことができるように努力します」と述べた。

 なお、韓国国内では大躍進を続けている「CRAYON POP」だが、先日は、韓国最大のコーヒーチェーン「caffebene」(カフェベネ)の新商品「パッチュク」(おしるこ)のイメージキャラクターとして採用され、奇抜なパロディPVを公開している。おしるこの原材料である小豆は韓国語で「パッ」と発音するため、代表曲の「パパパ」の歌詞を変えてコミカルな映像にアレンジしたものだが、そのクオリティーは「原曲以上」と話題になっている。

 このように、大型タイアップも展開できるようになった「CRAYON POP」だが、実は資金力のない零細事務所に所属している。大手事務所からデビューするアイドルは、本格的なトレーニング期間を積んでデビュー直後から地上波テレビに出演できるが、彼女たちは「YouTube」からの口コミに頼るしかなかった。しかも、メンバーの半分以上は元OLや講師で、まだ一般人の感覚を忘れていないところがうけているのかもしれない。

 しかし、日本文化に敏感な韓国では「ももいろクローバーZ」のパクリだとして、大バッシングを受けたこともある。たしかに、デビュー当初のコンセプトは酷似していたが、だんだんと独自の進化を遂げ、「直列5気筒ダンス」や「チャンプンダンス」、「犬足ダンス」に至っては、もはやK-POP界「唯一無二のガールズグループ」に成長している。

 「ドラム&ベース」を全面に押し出した耳に残りやすい中毒性のあるビートと歌詞は他のアイドルにも見られるが、歌唱力を売りにしない「かわいい歌い方」や、セクシーさや露出を封じ込んだ「コスプレによる演出」は彼女たちならではの個性と言える。警察、消防署、郵便局、学校、野球場などに合わせた様々な「コスプレ&パロディ」で地道に話題を集め、「パパパ」で一気に火が付いた形だ。

 今では、「BillBoard」はもちろん、「The Wall Street Journal」、「TIME」など世界の有力誌にも掲載されるようになった。PSY(サイ)の「江南スタイル」の余韻が冷めやらぬこの時期のヒットだけに、大きな期待も寄せられているが、大勢のアンチファンを吹き飛ばせるヒット曲は今後続くのだろうか。

 今のプレッシャーに勝つことができれば、「B級アイドル」から「S級アイドル」に化ける日もそう遠くはなさそうだ。




「caffebene」(カフェベネ)冬の新メニュー 「CRAYON POP」の「小豆にドンドン」MV
「caffebene」(カフェベネ)冬の新メニュー 「CRAYON POP」の「小豆にドンドン」MV




Copyrights(C)wowkorea.jp 0