素材提供:衛星劇場
素材提供:衛星劇場
来る11月26日より衛星劇場にて、韓国ドラマ「お金の化身」の放送がスタートする。韓国ドラマ「お金の化身」はお金のせいですべてを奪われた男の欲望と愛の物語。不正が絡まった韓国社会の裏側をユーモアと鋭い風刺で描く。

カン・ジファン の最新ニュースまとめ

 主演俳優カン・ジファンが「私に嘘をついてみて」以来2年ぶりにドラマに復帰。ここ数年、ラブコメディへの出演が続いていたカン・ジファンだが、同作ではコメディ、アクションのみならず、メロドラマ、シリアスといった幅広いジャンルの演技を見せている。

 ドラマ「お金の化身」で新たな魅力を見せるカン・ジファンのオフィシャルインタビューが届いた。

-どんなドラマで、どんな役柄を演じられたのか日本の視聴者の皆さんに簡単にご説明してください。
「お金の化身」は、私が久しぶりに出演したドラマです。復讐(ふくしゅう)をテーマにした一人の男の物語ですが、その中にコミック、メロドラマ、アクション、スリラーなど様々なジャンルが盛り込まれています。ストーリーもしっかりしていて、撮影当時はドラマに対する不評もなく、たくさんの視聴者に愛してもらい、皆さんに久しぶりに本当に面白いドラマを紹介できてうれしく思っています。

私が演じるイ・チャドンという役柄は、チ・セグァンという人物により両親が殺害されて記憶喪失に陥り、後に検事になってその人物を法の名の下に裁こうとする人物です。その中には、先程申し上げたように多彩なジャンルが混ざっていて、毎回スペクタクルで飽きないエピソードがあり本当に面白いドラマです。

-「お金の化身」の台本を初めて読んだときの感想やこの作品の魅力について教えてください。
まず「お金の化身」というタイトルにインパクトがありました。それと台本に“この世の中でお金でやれないことはない。ただお金が少ないだけだ”というメインコピーがあったのですが、それを聞いてなんだか胸にグサッと突き刺さるものがあって、さらに興味を持った気がします。以前出演した「90日、愛する時間」というドラマもとても中身の濃い台本を書く作家さんだったのですが、そのときも最初に“俺と3か月だけ生きてくれ…”というメインコピーがありました。今回もその時とまったく同じ感じでした。何か人の心をくすぐる期待感がありましたね。

-2年ぶりに出演されたドラマで、いろんなジャンルの演技をしなければならなかったそうですが、演技において気を遣われた部分がありましたか。
1~2話をご覧になればお分かりになると思いますが、両親が殺害され、母親が精神病院に閉じ込められて本当につらい状況なんですね。私は第3話から登場しますが、一人だけコミカルな演技をしなければなりませんでした。他の方々はドラマのクオリティにあったシリアスな演技に集中しているのに、一人だけ軽いトーンの演技だったので、ドラマの流れを妨害してしまう要素にならないだろうかという心配がありました。

-話題となった名場面はたくさんありますが、カン・ジファンさんが最も気に入っている場面はありますか。
電気の拷問を受けるシーンや、母の存在を知り絶叫するシーン、女装したシーンなどが記憶に残っています。他にも印象的なシーンはたくさんありますよ。特に女装したシーンの撮影は大変でした。当時は電気拷問シーンも撮影していて、両極端の感情を演じなければならず、そんな中での作為的な演技は正直なところやりにくかったです。実は本来ストッキングにスカートという設定だったのですが、その後の演技の妨げにならないようにと思った時、韓服ならオーバーな演技をする必要はないと思い、韓服で演じました。監督やスタッフにも気に入ってもらえましたよ(笑)。

-このドラマには、パク・サンミンさん、カン・スミさん、ジュヒョンさんなどベテラン俳優陣がたくさん出演されていますが、先輩俳優たちの演技を見て感じた事や学んだ事はありますか。
おっしゃる通り、素晴らしい先輩たちでした。ドラマ放映当時、掲示板にはこのようなメッセージが上げられました。「やっぱり俳優は演技が上手じゃなきゃ!」。他の配役や作品を見下げる訳ではありませんが、真の演技者たちだと感じました。俳優が演技をしながら演技を上手にするのは当たり前だけど、演技が上手だと言ってもらうのはなかなか難しいことなんです。今回の作品では、掲示板に悪評がなく、むしろ賞賛のお声ばかりで、休憩のときに掲示板を見て気持ちをリラックスさせることができました。私も後輩たちと仕事をする時には、演技が上手な先輩としてがんばらなければという思いを持ちました。

-演技に没頭している時は私生活ではどんなことをしていますか。
「お金の化身」では私生活がゼロでした。なぜなら弁護士、検事の役だったので、せりふの量が多かったんです。ですので、ずっと台本を読んでいました。

-お金がなくて苦労したとか、お金のおかげで助かったとか、お金に関するエピソードがあれば教えてください。
ミュージカルや大学路(テハンノ)での演劇生活をしていた時期は本当にお金が稼げませんでした。「男が軍隊から帰ってきて親にお金を貰ってはだめだ」と幼い頃から思っていたので、25歳から28歳くらいの3~4年間は本当にお金がなかったんです。ある時は、母の誕生日にプレゼントが買えないので、母が寝てから家に帰ろうと外で待ってから帰ったこともありました。当時、彼女がいたのですが、彼女にプレゼントを買うお金がなくて、屋台で売っているヘアピンくらいしか買ってあげられませんでした。その時は、彼女にこんなものしか買ってあげられなくてとても悔しい気持ちでした。お金をたくさん稼いでこそ、自分の周りの人たちを幸せにできるし、男は能力がなきゃだめだと思ったので、仕事をあれこれ変えずに演技に勝負をかけようと思いました。他のアルバイトをしてお金を稼ぎ始めたら、演技をやめてしまうことになるのではないかという気持ちもあったからです。あの時の苦労があるので、今この場にいられるのだと思います。

-「お金の化身」はカン・ジファンさんの代表作だと言える作品になったと思います。今後はどのようなドラマに出たいですか。またどんなキャラクターを演じてみたいですか。
若干ラブコメへの出演が多かったので、コメディ俳優というイメージがついているようですが…、私の口から何度も言っていますが、正統派メロドラマの俳優です(笑)。しかし、それを証明できる作品が近年はなく、ラブコメの軽快さとアクションばかりでした。ようやく機会がやってきたようで、来年の春までに、メロドラマの出演について検討しているところです。私のファンが残してくれるメッセージの中で一番好きな内容は、キャラクターとして憶えられる俳優なんです。演じている時はカン・ジファンという人物ではなく、今作ではイ・チャドンという名前のキャラクターで見てほしいんです。それでこそ変身も可能ですし、そう言ってもらうために努力をしています。キャラクターで記憶される俳優でありたいです。

-「お金の化身」の放送を前に日本の視聴者の皆様にドラマの見どころをお願いします。
ひとつのドラマの中に本当に様々なジャンルが含まれています。私もこれだけ悪評のないドラマは初めてだったのですが、皆さんにも自信を持ってお見せできるドラマです。ぜひご覧ください。(素材提供:衛星劇場)



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