ゲリラ公演で「No.1」を歌唱しながら、客席にハートを飛ばすBoA。(画像:画面キャプチャ)
ゲリラ公演で「No.1」を歌唱しながら、客席にハートを飛ばすBoA。(画像:画面キャプチャ)
韓国を代表する女性アーティストのキム・ワンソン、オム・ジョンファ、イ・ヒョリ、BoA、ファサ(MAMAMOO)が出演するtvN新バラエティ「ダンス歌手流浪団」が5月25日(木)にスタートした。

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「無限に挑戦」(MBC)のキム・テホPDの新作として放送前から注目を集めていたが、そもそもこの新番組が立ち上がったのは、キム・テホPDが手掛けたイ・ヒョリのソウル滞在に密着したTVINGウェブバラエティ「ヒョリのソウル・チェックイン」でのイ・ヒョリの発言がきっかけ。遡ること約1年半前。2021年12月、イ・ヒョリ、キム・ワンソン、オム・ジョンファ、BoA、ファサの“ダンス歌手の会”が始まり、意気投合した彼女たちは撮影中、イ・ヒョリが冗談ぽく、流浪団のようにみんなで全国ツアーをしようと言うや、ノリノリで盛り上がり、それが本当に実現したのがこの「ダンス歌手流浪団」というわけだ。

ただ、それより以前の2020年、「撮るなら何する?」(MBC)でプロジェクトガールズグループ「払い戻し遠征隊(Refund Sisters)」が誕生したのと同じような過程をたどっているうえ、このグループにオム・ジョンファ、イ・ヒョリ、ファサが所属していたので、新鮮さという点では欠けているという指摘もある。

ただ今回は、メンバーたちが南の方から全国を回りながらツアーを展開していくが、5人だけでなく、サポートメンバーも入るなどスケール感が違う。お笑いタレントのホン・ヒョンヒがファンクラブ第1号で、コンサートではMCも兼任するほか、毎回スペシャル団員も加わる。すでに終わった公演でいうと、光州公演には「THE BOYZ」ヒョンジェ、成均館大学の学園祭公演にはラッパーのLoco(ロコ)が参加。成均館大学の学園祭公演に関しては、ファサとLocoのステージが、過激なパフォーマンスだったと報じられ、物議をかもしたが…。

さらに、バックダンサーとして、オム・ジョンファには「STREET MAN FIGHTER」(Mnet)で注目を浴びた「EO-DDAE」、イ・ヒョリには「PRODUCE」(Mnet)シリーズのダンストレーナーとしてもお馴染みのペ・ユンジョンらがつくなど、豪華ラインナップとなっている。

初回放送では、ことし3月1日、LPバーで「流浪団」が集まり、1年ぶりの再会で話に花を咲かせる様子やポスター撮影の模様も。ポスター撮影では終始、お互いを褒め合い、和気あいあいとした雰囲気が伝わってきたが、ソロ撮影のときも、撮影していない人は休み時間になるはずなのに、常にメンバーたちが一緒に動き、撮影している人の様子を自分のスマホで撮ったり、応援の言葉を投げかけたりしていた。また、BoAのソロ撮影のときには、周りで見守っていたイ・ヒョリとオム・ジョンファが昔のことを思い出したのか、ジーンときたようで涙を流す場面も。

続いて、最初の公演となるチネ(鎮海)軍港祭の閉幕式に出演するため、バスで現地に向かったメンバーたち。本番前、近くの海軍士官学校でリハーサルを行うことになったが、実はそれがゲリラコンサートだというドッキリで、ここで急遽ステージを披露することに。そんな突然のことにも、メンバーたちはさすがなもので、緊張感はありつつも楽しんでいるようだったし、BoAが大ヒット曲「No.1」で会場の雰囲気を一気につかみ、幕を開ける、という初回だった。

BoAもすでにデビュー20周年を超え、ベテランの域に入っているが、ここではそれにも勝る38年目のキム・ワンソン、31年目のオム・ジョンファ、26年目のイ・ヒョリといった先輩らがいるため、10年目のファサと共に末っ子ラインに入るという立ち位置も面白い。

また、「流浪団」の団長イ・ヒョリを中心に、このような各世代のアーティストが、お互いのステージをモニタリングし合ったり、ステージ直前の舞台裏の様子が見られるのもこの番組ならではの面白さ。「ダンス歌手流浪団」を見ていると、なぜ彼女たちが第一線でいまなお走り続けているのか、その答えが分かるような気がする。

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