うっかり置いたチャッカマンが溶け出していてビックリするチャンミン。(画像:画面キャプチャ)
うっかり置いたチャッカマンが溶け出していてビックリするチャンミン。(画像:画面キャプチャ)
秋の改編で平日夜9時からのバラエティ枠を強化したJTBC。10月25日(月)に話題の新バラエティ「村の軽洋食」がスタートし、これで新番組が出揃った。強化した結果、どうなのか曜日ごとのラインナップと視聴率(ニールセンコリア調べ)を見てみる。

チェ・ジウ の最新ニュースまとめ

火曜は国楽クロスオーバーオーディション番組「風流大将-ヒップなソリクン(歌い手)たちの戦争」が9月28日から始まり、初回3.5%で直近の第5話(10月26日)は3.3%。水曜はリアルなソロ育児の現実を見せる「勇敢なソロ育児-私が育てる」が金曜放送だったのが、第11話(9月29日)から水曜にお引越し。第11話は2.6%だったが、直近の第14話(10月20日)は2.1%。木曜は芸能界の料理王を決める「クックキング-料理王の誕生」。9月27日から始まり、初回2.7%で始まったが、直近の第5話(10月21日)は1.8%。金曜は午後8時50分から、「BTS(防弾少年団)」が森の中でリラックスした時間を過ごすリアルバラエティ「In the SOOP BTS ver.シーズン2」が放送中。10月15日から始まり、初回は1.4%だったが、直近の第2話(10月22日)は0.9%。

そんな中で始まったのが月曜の「村の軽洋食」。女優チェ・ジウの出産後の復帰作としても話題を集め、俳優チャ・インピョ、お笑い芸人チョ・セホ、俳優イ・ジャンウ、チャンミン(東方神起)、俳優イ・スヒョクという俳優中心の豪華ラインナップで、番組名の通り、小さな町でポップアップレストランを運営するというリアルバラエティだ。放送前から十分に話題性があったが、初回視聴率は0.8%という結果。前枠の「スーパーバンド2」最終回(10月4日)は3.9%だったので、数字が取れない枠ではないのだが…。

JTBCといえば、ユン・ジョンシン、イ・ドンウク、イ・ジア、キム・ゴウン、オンユ(SHINee)、スヒョン(AKMU)という豪華スターを揃えたのに0~1%台の低視聴率で静かに終わった「パラドンパダ」が思い浮かぶが、同じ轍を踏んでしまうのか。

初回放送は、メンバーたちの顔合わせの様子やオープン前日の模様が公開された。役割としてはホールチームがチェ・ジウ、チョ・セホ、イ・スヒョク、キッチンチームがチャ・インピョ、イ・ジャンウ、チャンミンで、このレストランで提供するのはフランス料理のフルコース。そのため、メンバーたちはミシュランレストランを訪れ、シェフとマネジャーから専門的な指導を受け、準備してきた。

そこで、メンバーたちはオープン前日、シミュレーションを開始。すると、突然お客さんがやってきた。これまで指導をしてくれていたシェフとマネジャーが予告なしに来たのだ。仕込みなど何の準備もできていなかったメンバーたちは大慌て。鍋は落とすわ、火の調節に失敗してクルトンを焦がすわ、ドタバタだ。さらに、チャンミンが熱い鍋の後ろに何気に置いてしまったチャッカマンが溶け出す場面も。料理のクオリティも練習のときほど上手くいかず、ハプニング続きのシミュレーションに結局、シェフとマネジャーが介入し、もう一度作業を確認しているところに、今度は市長らが客としてやって来るという展開だった。

シェフらの助けもあり、料理がなかなか出ないときは、チェ・ジウが客に話しかけたり、ドリンクのサービスをしながら時間を稼いだり、イ・スヒョクが厨房にプレッシャーをかけないように、低音の良い声で「ゆっくりやって大丈夫ですよ」と声をかけたり、厨房の状況に気を配りながら一丸となり、なんとかデザートまで全ての料理を出して最初の客を満足させ、シミュレーションを終えた。

完璧でないところがリアルで、人間味あふれる姿も垣間見られたが、やはり番組が終わると、低視聴率の要因として、tvNの「ユン食堂」、「カン食堂」、「現地で食べてくれるかな?」といった食堂を運営するバラエティとの違いが感じられないとする見方が出ている。

また、「ユン食堂」や「カン食堂」はユン・ヨジョン、カン・ホドンといったビッグボスを中心に番組が回っていたが、「村の軽洋食」にはそういう強力なリーダーが不在という指摘も。チェ・ジウが社長、チャ・インピョがヘッドシェフではあるが、どちらかと言うとぐいぐい引っ張るリーダーというより、良い先輩といった感じだ。それはそれで良さがあるだろうが、初対面のメンバーなどもいるため、まだ関係性もできあがっておらず、バラエティ的な面白さが自然に出る掛け合いはこれからといったところだろう。

メンバーたちが町を歩きながら、オープンのチラシを配っていたとき、「ユ・クイズ ON THE BLOCK」(tvN)でユ・ジェソクの“相方”としてブレイク中のチョ・セホ、「私は一人で暮らす(邦題:シングル男のハッピーライフ)」(MBC)の100日ダイエット企画で25kgのダイエットに成功したイ・ジャンウがマスク姿でも町の住人からすぐに気付かれ、人気バラエティ効果を発揮していたが、リアルバラエティに慣れている彼らがどう活躍するのかもポイントになりそうだ。今秋のJTBCの平日夜9時枠は、初回放送以降、軒並み視聴率が下がる傾向にあるので、本格的にレストランがオープンする第2話以降、どのような展開になるのか注目したい。

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