“第7ラウンド”もチームP NATIONが完勝。(画像:画面キャプチャ)
“第7ラウンド”もチームP NATIONが完勝。(画像:画面キャプチャ)
前回から“生放送ラウンド”が始まった「LOUD」(SBS)。8月28日(土)の第13話は2回目の生放送で、“第7ラウンド”が展開され、“ビルボードミッション”、“コンセプトミッション”、“ガールズグループミッション”で、JYPエンターテインメント(以下、JYP)とP NATIONがデビューサバイバルを繰り広げた。

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前回も3つのミッションで両社の対決が行われ、3対0でストレート勝ちしたP NATION。気分を良くしたPSYが、メンバーたちにネットで買い物ができる商品券のボーナスを出し、さらに士気が高まっている状態だ。

ここまでチームP NATIONは9人、チームJYPは7人。番組冒頭ではミッション対決に先立ち、デビュー候補16人の推しカメラが大公開された。といっても全員ではなく、コンビネーション抜群の注目メンバーたちをまとめたものだったので、これを見ると両社の中心メンバーがよく分かる。

まず、P NATIONは2002年生まれで同い年のウ・ギョンジュン&チェ・テフン。優しく情が深い2人で、良きライバルでもある。ウ・ギョンジュンはチェ・テフンがいなかったら、ここにいなかっただろうと言っていたほどで、お互い支え合っている心強い存在だ。続いて、2004年生まれで同い年のチョン・ジュンヒョク&ウンフィ&ダニエル・ジェガル。P NATIONは同い年のメンバーが多く、本当に仲が良いのがよく伝わってくる。

一方、JYPにはファン投票上位圏の3人組イ・ゲフン、ケイジュ、アマルがいる。ファンから「イケア」と呼ばれているらしい。友達のような兄弟のようなケイジュとアマルの姿が微笑ましい。そして、事務所の垣根を超え、誰とでもフレンドリーに仲良くできるメンバーとして、イ・ゲフンとコウキが紹介されていた。

このVTRでも分かるように、P NATIONの方が注目メンバーが圧倒的に多い。そんな中、今回もミッションのジャッジをするのはリアルタイムで行われるファン投票だ。ステージの順番は、前回P NATIONが先攻だったので、今回はJYPが先攻となり進行された。また、両社には人数差もあるので、ミッション曲ごとに何人出てもいいし、1人が何回出てもいいルールで、チームJYPはイ・ゲフンとケイジュがJYPを勝利へ導くと意気込み、自ら全曲に出ると名乗りを上げ、イ・ドンヒョンも含め3人が全曲に参加。チームP NATIONも“お兄さんライン”の非公式リーダー、チェ・テフンとウ・ギョンジュンが全曲に参加した。

最初の対決は、ビルボードチャート1位の曲を選曲し、勝負をする“ビルボードミッション”。チームJYPは全員参加で、ビリー・アイリッシュの「bad guy」を披露。一方、チームP NATIONはカミラ・カベロの「Havana」を選曲し、ウンフィ&ダニエル・ジェガルがアレンジを手掛けるという冒険に打って出た。そして、今回もまたカメラワークはウ・ギョンジュンから始まる必勝パターン。イケメンのクローズアップは何度見ても美しく、目の保養になる。

次の対決は、“School Life”をテーマにした“コンセプトミッション”。チームJYPはこのためにあったかのような「Stray Kids」の「School Life」を選曲。机を飛行機に見立てる振付などで、完成度の高いステージを披露した。一方、チームP NATIONは「BTS(防弾少年団)」のデビュー曲「No More Dream」を選曲し、パワフルなシンクロダンスで目をくぎ付けにした。

最後の対決は、“ガールズグループミッション”。チームJYPは「Red Velvet」の「Peek-A-Boo」を選曲。童話のような雰囲気を演出し、ケイジュはキュートな魅力を発揮しながらも、ダンスブレイクで難易度の高いパフォーマンスまで披露した。一方、チームP NATIONは「少女時代」の「Run Devil Run」を選曲し、ヴァンパイアコンセプトで表現。ダークな魅力を発揮しながら、カリスマ性あふれる姿を見せ、この日最後のステージを飾った。PSYは「きょうのステージは完璧なパフォーマンスだったし、『人気歌謡』のエンディングみたいだった」と満足した表情を浮かべ、賛辞を送った。

全ての対決が終わり、運命の結果発表へ。まずは今回も各事務所評価の脱落者が1人ずつ告げられた。名前が呼ばれたのは、JYPではユン・ドンヨン、P NATIONではイ・イェダムだった。そして、リアルタイムのファン投票の結果、“ビルボードミッション”は36,975(JYP)vs41,870(P NATION)、“コンセプトミッション”は33,230(JYP)vs49,966(P NATION)、“ガールズグループミッション”は33,990(JYP)vs42,924(P NATION)。結局、蓋を開けてみれば、今回もP NATIONが3対0の完勝だった。チームP NATIONのコウキが、これ以上脱落者が出ないことに安心したのか、涙ぐむ姿を見せていたのも印象的だった。

これにより、負けたJYPからはもう一人、事前ファン投票最下位メンバーの脱落が決定。名前を呼ばれたのは、この日全曲に参加したイ・ドンヒョンだった。イ・ドンヒョンといえば、毎週発表されてきた事前ファン投票ではだいたい中間層にいて、わりと注目されてきたメンバー。それだけに、この最下位は驚きだった。

すかさず、動いたのがJ.Y.Park(パク・チニョン)。手を挙げ、脱落を免除できる「ワイルドカード」を使うと宣言し、イ・ドンヒョンを次のラウンドに連れていくと救済したのだ。イ・ドンヒョンはホッとしたのか、堪えていた涙があふれ、号泣しながらJ.Y.Parkに対し、「僕は上手くできることが何もないのに、ずっと良い言葉をかけてくださるパク・チニョンPD、ありがとうございます」と深々と頭を下げた。

J.Y.Parkからすると、イ・ドンヒョンのことは“キャスティングラウンド”で、「努力すればできる部分が弱く、努力しても難しい部分が強い」と積極的に獲得に乗り出していたメンバーなので、今回もまた同じようなことを言い、「だから、未来は明るいとみている」と評価。おそらく、イ・ドンヒョンは「イケア」と共に、デビューメンバーの構想に入っているのだろう。

それにしても、この1週間での事前ファン投票(8月21日放送直後~28日午前)の変動が激しい。JYPは1位ケイジュ(44,684票)、2位チョ・ドゥヒョン(39,701票)、3位ユン・ドンヨン(39,143票)、4位アマル(34,593票)、5位イ・ゲフン(33,667票)、6位ユン・ミン(30,434票)、7位イ・ドンヒョン(25,855票)だった。1日に選べる人数が少なくなってきているので、安定した人気の上位メンバーは自分が票を入れなくても大丈夫だとみなし、救いたい下位メンバーに票が集中したとも考えられる。その証拠に、JYPではイ・ゲフンが7人中5位まで後退しているのだ。

P NATIONも同じだ。1位チェ・テフン(43,660票)、2位コウキ(39,557票)、3位チャン・ヒョンス(37,965票)、4位チョン・ジュンヒョク(37,345票)、5位イ・イェダム(36,592票)、6位ダニエル・ジェガル(34,011票)、7位ウ・ギョンジュン(31,944票)、8位ウンフィ(30,695票)、9位オ・ソンジュン(23,642票)。エースのチョン・ジュンヒョク、ビジュアル担当のウ・ギョンジュンがここまで順位を下げるとは。

ともかく、こうしてみると個人の票数ではJYPとP NATIONの差はあまりないのだが、チーム対決となると、前回もそうだったが、約1万票の差があり、これがなかなか埋まらない。それだけ、P NATIONが見ていて熱くなる、見どころ満載の華やかなステージを作り、容赦なく攻めているということなのだが。

この結果を受け、J.Y.Parkは「少ないメンバー数でよくやったと思う。次のステージ、一生懸命頑張ろう」とメンバーたちを励ましたが、いまだ1勝もできない心中はいかに?次回はついにデビューメンバーが確定!最後のデビューバトルではファンミッション曲、レトロK-POPミッション、さらにスペシャルゲストとのコラボが予定されている。

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