左からキム・ウソク、ジュヨン(THE BOYZ)、リノ(Stray Kids)。(画像:画面キャプチャ)
左からキム・ウソク、ジュヨン(THE BOYZ)、リノ(Stray Kids)。(画像:画面キャプチャ)
今旬の人気アイドルたちが運動会でもなく、バラエティでこれほど勢揃いする光景はなかなか見られない。しかも、釣りバラエティの「都市漁夫3」(チャンネルA)でだ。

Stray Kids の最新ニュースまとめ

8月12日(木)に放送された第15話は「2021 香魚・鯉 青春釣り大会」と題し、ジェヒョ(Block B)、ハ・ソンウンキム・ウソク、ジュヨン(THE BOYZ)、リノ(Stray Kids)、ユンホ(ATEEZ)、パク・ウジン(AB6IX)が出演した。「Wanna One」出身のハ・ソンウン&パク・ウジン、「KINGDOM : LEGENDARY WAR」(Mnet)で大活躍した“ズズズ(「THE BOYZ」、「Stray Kids」、「ATEEZ」)”の3人、事務所の先輩後輩ジェヒョ&ユンホ、大学の先輩後輩ハ・ソンウン&キム・ウソクなど、K-POPファンにはたまらない組み合わせだ。

が、この番組は釣り番組。魚を釣らないとカメラに抜かれないのだ。第10、11話に出演したばかりのパク・ウジンは「ゲストに関心がない」と明かし、「都市漁夫2」に出演したことのあるキム・ウソクは「それがむしろ良い」と言っていたが、番組スタッフもアイドルより魚の方に関心?「一日一緒にロケをしても、名前を覚えられないと思うので理解してほしい」と了解を求めていた。「週刊アイドル」(MBC M、MBC every1)での待遇などとは大違いなのだ。

さらに、今回は番組レギュラーの大御所おじさま、芸人たちとペアを組んでの対決。特に、俳優イ・ドクファが登場すると、全員が立ち上がり、ピリッとした緊張感も。アイドルたちは一人ずつ自己紹介をしていったが、イ・ドクファにグループ名を言っても、チンプンカンプン。そんな中、ソロで活動をしているハ・ソンウンは「イ・スグン兄さん家の向かいに住んでいます」とイ・スグンの弟分であることをアピール。芸能界で上手く立ち回る処世術のようなものを見たような気がした。

そんなハ・ソンウンは、イ・スグンとペアを組みたいと言っていたら、その願い通り、くじ引きでイ・スグンとペアに。さらに、イ・ギョンギュの番組によく呼ばれ、“ギュライン”と言われるキム・ウソクも、イ・ギョンギュとペアになるという運命のいたずら(?)で奇跡の2組が誕生した。

釣りはその人の性格が出ると言われるが、今回も面白いぐらいにそれが出ていた。アイドルで最初に釣り上げたのはキム・ウソク。静かにじっと待つタイプで、隣でイ・ギョンギュがいくら騒いでも、それに乗ったりするどころか、完全スルー(笑)。イ・ギョンギュ相手に肝が据わっているというか、扱いに慣れてきたのか、とにかく淡々と平常心で落ち着いていたし、釣り上げた人はその都度、セレモニー(魚を抱えながら喜びのコメント撮り)をするのだが、ここでドラマのPRをするなど、抜け目がなかった。

始まる前「海釣りをたくさん練習してきたのに、ここに来たら川釣りだった(笑)」というユンホはイ・ドクファとペアを組み、大先輩に気を遣いながらも、「ただやるだけで楽しいのが釣りだと思います。捕まえても捕まえられなくてもそれが魅力です」と楽しそうにしていた。そして、人生初の香魚を釣り上げ、歓喜の声を上げるスタッフに祝福されたユンホ。「釣った人が王ですね」と言うと、真剣モードに目つきが変わり、すかさず2匹目もゲット。また、竿がヒットしたら、自分たちがすくい網ですくうのではなく、隣のペアが駆け付け、すくわなくてはいけないルールがあるのだが、1番席にいたユンホは、一番遠い7番席のジェヒョのところまで行かなくてはいけなかった。先輩のジェヒョから呼ばれるたびに、全力疾走して向かっていき、一生懸命で若さあふれる姿が爽やかだった。

「海釣りはたくさんやったけれど、川釣りはやったことがない」というジュヨンは俳優イ・テゴンとペアを組んだが、人懐こい一面を見せていた。他のペアはほとんど、釣り上げた人が一人でセレモニーをしていたが、イ・テゴンが釣り上げると、一緒にくっついていってセレモニーをしたり、自分が釣り上げたときもイ・テゴンが親切に教えてくれたから、捕まえることができたと感謝するなど、常にニコニコしながら楽しんでいる姿が印象的だった。

良い人といえば、ジェヒョもそうだ。今回のアイドルの中では一番の先輩であり、“釣りアイドル”の第一人者だが、全く偉ぶることなく、誰かが釣るたびに「ナイス!」と常に声をかけていたため、ペアを組んだお笑い芸人キム・ジュンヒョンから、「ナイス」はもう言わなくていいから、釣りに集中してほしいと言われるぐらい、周りへの気遣い、マナーも抜群だった。現在、釣り具メーカーの広告モデルを務めているジェヒョは、最初なかなか釣れず、後輩たちに先を越されるたびに、広告モデルの座が奪われるのではないかと冗談ぽくあおられる場面もあったが、徐々に調子を上げていき、午前の部を1位で折り返した。

「釣りをしたことはあるけれど、1匹も捕まえられなかった」というリノはプロとペアを組んだ。最初は何もせず、様子を見る作戦を立てたプロに対し、焦る姿も見せていたが、いきなり56cmの大物をゲットする運の強さを見せていた。その後も順調に釣り上げ、そのたびにはしゃぐ姿が可愛く、釣った魚をカメラに向け、「こんにちは。僕は香魚だよ」と魚の腹話術まで。はち切れんばかりの笑顔で、午前の部では2位につけた。

午前の部で全く釣れなかったのがパク・ウジン。最初の余裕はどこへやら⁉ だんだん顔色が曇っていき、昼食タイムでは気分がダウンしていたが、午後の部に入り、やっと当たりが出た。すると、テンパったのか、すくい網を担当する隣のハ・ソンウンに「ハ・ソンウン、早くすくって!ハ・ソンウン!」と5歳年上の兄貴を呼び捨て(笑)。ハ・ソンウンが無事にすくい上げると「ソンウンヒョン、ナイス!」と我に返ったのだった。

ハ・ソンウンも午前の部で全く釣れなかった一人。そのジレンマで空に向かって叫んだり、ペアのイ・スグンとは抜群のコンビネーションで仲が良かったのに、2人とも釣れずに焦りがピークに達した頃、言い争いが始まり、チームワーク崩壊!? ハ・ソンウンが頑固で言うことを聞かないので、イ・スグンがハ・ソンウンのお父さんに「この子に釣りをどう教えたんですか?」と訴える場面も。釣れていないわりには、面白いコンビなので、2人のわちゃわちゃしたやり取りがキャッチされ、このペアだけバラエティを撮っているようだった。

なお、午後の部に入り、リノの記録はキム・ウソクが塗り替えた。キム・ウソクの釣り竿が折れるほど重く、死闘を繰り広げてようやく香魚をゲットし、測ってみると60cm。番組新記録を達成した。次回、どんな結末が待っているのか気になるところであり、アイドルたちの見たことのない素顔もまだまだ見られそうだ。

Copyrights(C)wowkorea.jp 6