8月14日(金)の放送の「I-LAND」に登場した「BTS」。(画像:画面キャプチャ)
8月14日(金)の放送の「I-LAND」に登場した「BTS」。(画像:画面キャプチャ)
デビューに向けた12人の新たな挑戦が始まった「I-LAND」(Mnet、tvN)。8月14日(金)の放送では、12人のI-LANDERたちのロールモデル「BTS(防弾少年団)」がガイド役として登場し、Part.2の幕を開けた。

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 ここ最近は音楽番組以外で、7人揃った姿をテレビ番組でなかなか見ることがないので、全員での登場はかなり貴重だ。“I-LAND”に足を踏み入れたメンバーたちは、「ファンタジーみたい(JIMIN)」とワクワクした様子を見せ、カプセルのようなゲートに乗ると、「じゃあ、旅立とうか。未知の世界へ!(J-HOPE)」と円になって手をつなぎ、「ARMYの心の中へ行きます(RM)」とアトラクションにでも乗るかのように、最初から大ハシャギだった。

 近未来的な設備が揃う“I-LAND”なだけに、見るもの全てに興味津々なメンバーたち。1階のロビーに到着すると、12個のイスに順位を示す数字が書かれているのを発見し、1番のイスに真っ先に座ったJIN。RMは7番に座り、SUGAは「僕が練習生のときは、いつもこの辺りにいたな。6か7だったと思う」と若干自虐的に6番に座ったが、RMは「でも、ここがセンター」としっかり中央に陣取った。

 また、番組をよく見ているというJ-HOPEはI-LANDERのイスにつける名札を見つけると、ジェイの名札を取り出し、「お~、ジェイ。この後ろにHOPEをつけたらJ-HOPEじゃない?」と茶目っ気たっぷりにふざける一幕も。

 そんな中、練習室に入って、踊り始める“95z”のJIMINとV。メンバーたちの関心を引こうと、「ON」のダンスを踊り、いつしか他のメンバーたちも集結。Vが「昔のあれ覚えてる?」と切り出し、練習室でダンスの練習をしていると、メンバーたちの息で鏡がくもって、見えなくなってしまったというエピソードも披露した。

  続いて、2階も隅々、見て回ったメンバーたち。デビューしてから、誰一人メンバーが欠けることもなく、世界的なスターへの階段を駆け上がった「BTS」らしいなと思う一コマも。JUNG KOOKが、食料品がズラリと並ぶ棚から、パスタなどの食料品を両手に抱えて持ってくると、「なんでそんなもの持ってくるんだよ。あの子たち、ここで40日過ごさなきゃいけないのに(JIN)」、「スーパーへ行けよ(RM)」、「そんなことするなよ(JIMIN)」と末っ子を本気で注意。JUNG KOOKは冗談のつもりだったのだが、メンバー間でしっかり道徳を守るよう、お互いに注意し合う姿が印象的だった。

 また、メンバーたちはPart.2最初のテスト「BTSテスト」の課題曲3曲のポイントをレクチャー。I-LANDERたちはそのVTRを信じられないといった様子で食い入るように見つめ、大興奮していたのは言うまでもない。

 「すごく切なく、深い感性が必要な曲(JIN)」という「I NEED U」はメインボーカルのJUNG KOOKが喉の使い方をポイントに挙げ、お手本として歌って見せ、振付のポイントは「叙情的な曲の雰囲気と相反するパワフルなパフォーマンスが重要」、「首の後ろを抑え、セクシーにウェーブするポイントもある」と「BTS」の振付チーム長J-HOPEがお手本を。

 続いて、明るく清涼感あふれる「DNA」はJIMINがボーカルのポイントを。さらに、Vの中低音ボイスと独特なジェスチャーで始まる導入部も重要だとし、「自信あふれる表情がポイント(SUGA)」とV本人がやって見せた。そして、パフォーマンスはつながっているDNA構造を表現した振付が特徴だが、JUNG KOOKが「簡単に3つの動作だけをすればいいです」と脈をはかる振付のポイントを示した。

 最後に、RMが作詞、作曲に参加し、他の2曲と比べるとダークな「FAKE LOVE」は、ライブで歌うのが大変だとメンバーたちが口を揃え、パフォーマンスはJIMINがお手本を見せた。「BTS」が自身の大ヒット曲のポイントを自ら解説するという、なんとも贅沢な光景だった。

  そして、ハイライトは「BTS」のお悩み相談。事前にI-LANDERたちが書いていた悩みについて、「BTS」のメンバーたちがアドバイスをしたのだが、どれも真剣に答え、心に響く言葉の数々だった。

 I-LANDERの中で、エースといわれるイ・ヒスンが「良いリーダーシップとは何か?」という悩みを打ち明けると、「こういう悩みを持つこと自体、すでにリーダーシップがあるということだと思う。誰かがしなきゃいけないとき、すぐ腰を上げられる人が良いリーダーだと思う。僕はできなかったけど」とRM。すると、「(RMが)真のリーダーでしょ(SUGA)」、「僕がいままで見てきたリーダーの中で、(RM)ヒョンが最高(V)」とメンバーたち。

 「BTS」にはそんな頼れるリーダーと、リーダーの大変さを理解しているメンバーたちがいる。「だから、メンバーたちが(リーダーを)たくさん助けてあげなきゃいけない(RM)」、「そして、リーダーだからとメンバー皆をよくしてあげようとすると、つらいのは本人しかいないから、“皆に良い影響力を与えよう”という考えは、ちょっと振り払ってもいいと思います(SUGA)」とアドバイスした。

 また、ラップが上手くなりたいというダニエルの悩みには、歌詞をたくさん書くことを勧めたSUGA。「僕は練習生の頃、バース(Verse)16小節を1日1つずつ書いていました」と自身の体験談を。

 J-HOPEが好きな練習生だというタキの「家族が恋しい」とホームシックぎみの悩みには、「その気持ち、分かる」とメンバーたち。RMはデビュー半年前、逃げ出したことがあると明かし、「お父さんが初めて、僕に2時間半説得しながら、“お前はまた行かなきゃいけない。ここで俺が会ったお前は、あそこにいたいと思っている。あそこにいなきゃいけない人なのに、いまここで帰ってきたら、お前は一生お父さんを恨むよ”と言われたことをいまだに覚えています」と打ち明けた。そして、SUGAは「恋しいと思った瞬間、早く自分が何をしているのか、気付いて戻ってこないといけない」と話し、「頑張ってほしいです(JIMIN)」と慰めた。

 体力がなく、健康に関する心配があるというキム・ソヌの悩みに対しては、「自分でペース調整をするのが一番重要だと思う」とJ-HOPE。「何よりもしっかり食べること」とし、自分は夜、クッパ店に行き、1日1クッパを始めたことも。

 “I-LAND”に来て、自信がなくなり、一歩引いてしまうようになったというハンビンの悩みには、「自信より、プライドがなくなっているんじゃない?」とSUGA。JUNG KOOKは「『I-LAND』という番組に出たのに、なんでそんなことを考えているのか、正直僕は分からないです。できるときに飛びついて、なんでもいいからつかんでほしいです。そうして自分の何かを見つけて、それを知ったら、自信もつくし。そうやって成長し続けていくと思います」と熱く話し、他のメンバーたちも「ハンビンさんにとっては、この答えがすごく残酷な言い方かもしれないです(V)」、「もっと前向きに考えたらいいと思います(J-HOPE)」と本気で伝えた。

 そんな中、面白かったのが「『I-LAND』にはイケメンが多くて、羨ましい」というケイの悩みに答えるメンバーたち。ケイ自身もイケメンなので、理解できないというJUNG KOOKとRM。すると、SUGAが「僕みたいな人もデビューしたんですよ?」と自虐発言。すかさず、「僕も。(SUGA)ヒョン、僕もですよ。僕を見ながら、希望を持ってください!」とJ-HOPE。その場は大爆笑に。

 そして、「BTS」には「世界で最もハンサムな顔」2年連続1位のVがいる。顔ではなく、魅力でアピールできるというVに「お前はイケメンで魅力もあるから、そういうことが言えるんだよ」とSUGA。それでもなお、Vが「自分の雰囲気は自分で作れるということを言いたいです。“おっ、イケメンですね”というより、“おっ、すごく魅力的ですね”という方が、目が行きます」と言うと、今度はJIMINが「お前はイケメンで魅力まであるじゃん!寂しいよ」とバッサリ。すかさず、Vが「お前(JIMIN)のことを言ってるんだよ」と言い返すと、J-HOPEがJIMINに「お前はイケメンじゃなくて、魅力があるって!」とツッコミ、“95z”の攻防戦を締めくくった。

 メンバーたちは自分たちの経験に基づいた愛情あふれるアドバイスで、I-LANDERにエールを送り、さらにはイケメン論争での掛け合いでは笑いを届け、このお悩み相談は見応えたっぷりだった。さらに、I-LANDERたちに1人1個ずつ準備した心のこもったプレゼントも送り、後悔のないよう頑張ってほしいとI-LANDERを応援した「BTS」。すでに多くの後輩から憧れられる存在だが、トップアイドルを目指すI-LANDERにとっても、まさに憧れのスーパーヒーローだった。

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