大型オーディション番組「I-LAND」が6月26日にスタート。“入場テスト”でIN判定を受けた16人。(画像:画面キャプチャ)
大型オーディション番組「I-LAND」が6月26日にスタート。“入場テスト”でIN判定を受けた16人。(画像:画面キャプチャ)
「BTS」が所属するBig Hitエンターテインメント(以下、Big Hit)と韓国最大のエンターテインメント企業であるCJ ENMが、次世代グローバルK-POPアーティストを選抜する大型オーディション番組「I-LAND」がついに6月26日(金)スタートした。

I-LAND の最新ニュースまとめ

 韓国ではtvNとMnetで同時放送され、初回の視聴率はtvNが1.3%、Mnetが0.4%(ニールセンコリア調べ)。MnetとBig Hitの公式YouTubeチャンネルでも生配信され、同時アクセス数が最高で約20万人を記録。ABEMA SPECIALチャンネルで同時生配信された日本をはじめ、タイ、マレーシア、インドネシアなどでは「I-LAND」がツイッターのトレンドにランクインするなど、いかに世界的に注目されているのかが分かる。

 初回放送では、自然の中に佇む巨大な複合空間“I-LAND”に集まった参加者23人の“入場テスト”の模様が公開された。

 この“I-LAND”には団体・個人の練習室、レコーディングスタジオ、フィットネスセンター、さらには住居空間、生活に必要なもの全てが揃うアイテムルームなどが完備され、デビューを目指す練習生にとって最高の環境だが、入れるのは12人。

 その12人を決めるのは、プロデューサーを務めるパン・シヒョク代表、Rain(ピ)、ZICOでも、視聴者でもなく、練習生たち自身だ。

  順番にステージでパフォーマンスを披露した練習生に対し、残りの22人が“挙手制”で投票する形式。過半数以上の手が挙がったら、“I-LAND”に入る資格が得られるというもの。彼らはほぼ初対面なのに、いきなりお互いを評価し合う。しかも、誰が手を挙げたかが分かるオープン空間での投票なので、お互いに顔色をうかがう姿が何度も見られた。

 新しい試みといえば新しい試みだが、放送後、視聴者からは否定的な意見も。「腹の探り合いゲームみたい」、「目の前で投票なんて残酷」、「スケールは大きいのに、この投票方式はいったい…」など問題が多そうだという声が挙がったが、この番組では自ら選択していくことも、成長の過程ととらえているようだ。

 また、気になる参加者だが、日本人練習生が3人いることも話題に。これまで、韓国のサバイバルオーディションに日本人が参加しても、これだけ長い時間、画面に映ることはなかったのではないか。それぐらい、今回は初回放送から、日本人練習生がフォーカスされていたことにも驚いた。

 まず、23人中最年長のケイ(24歳)はRainが「こういう顔のスタイルが好き。漫画から飛び出してきたような感じで、すごく興味がある」と好感を示し、パン代表も「ダンスを踊るとき、すごくカッコいい部分がある。個人的にすごく期待しているうちの一人」と実力を買っていた。

 同い年のニキとタキ(共に16歳)は共に練習してきた仲で、一緒にデビューをしたいと夢を語った。ニキのパフォーマンスを見たRainは「踊っているときパワーもあるけれど、体のラインもキレイ」と評価。一方、プロデューサーや練習生たちから「可愛い~」、「キャラクターみたい」と言われたタキは自己アピールタイムで、ロックダンス(ロッキング)を披露し、一気に注目を浴びた。

  他に目立っていた参加者は、やはり元Big Hitの練習生3人。フィギュア選手として国際大会で多数受賞したこともあるパク・ソンフンとジェイ(共に19歳)は2年近くBig Hitにいたそうで、「可能性を見せていた」とパン代表。

 もう一人は、後に「TOMORROW X TOGETHER(TXT)」としてデビューしたメンバーたちと一緒に練習をしていたというイ・ヒスン(20歳)。「TXT」のデビューを見ながら、つらかったと当時の心境を語り、これに懸けていると意気込む。パク・ソンフンの話では、Big Hitの月末評価で1位をとっていたという実力の持ち主だが、RainもZICOも認めるイケメンだ。

 その他にも、爽やかイケメンのビジュアル担当キム・ソンウ(18歳)。練習期間は10か月と短いが、パフォーマンスを見たRainが「踊りながら、あの表情は出せない」と感心し、ZICOも「表情や感情の強弱がとても良い。元々才能があるんだと思う」と高評価。

 中学時代、フェンシング選手だったというピョン・ウィジュ(19歳)も、ZICOから「印象がとても良い。足りない部分を心地悪く感じさせない魅力がある」と言われ、Rainからも「可能性を感じる。見ていて愛らしい」と好印象の練習生だ。

 そして、「PRODUCE 101」シーズン2出身で、練習期間が最長のチェ・セオン(22歳)。彼は順番自由の“入場テスト”で、周りが出るタイミングをためらっているとき、真っ先にステージに上がる度胸を見せ、見事に満票を獲得した。

 こうして初回放送では、“入場テスト”で16人が“IN”判定に。つまり、4人オーバーしているため、次回また投票によって4人が脱落することになる。すでに、“OUT”判定を受けた7人は脱落者の空間“GROUND”へ向かったが、ここにいる限り、デビューの機会はない。

 ついに始まった手に汗握るサバイバル。個性豊かな23人がどんなバトルを繰り広げていくのか。推しを見つけて応援していくのも面白そうだ。

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