日曜夜に放送中のKBSの看板バラエティ「1泊2日」。(画像:番組ポスター)
日曜夜に放送中のKBSの看板バラエティ「1泊2日」。(画像:番組ポスター)
KBSの看板バラエティといえば、日曜夜の「1泊2日」。昨年12月から、メンバーをガラリと一新し、待望のシーズン4がスタート。同時間帯には「覆面歌王」(MBC)、「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」(SBS)が放送中で、視聴率争いでは、たまに「覆面歌王」に1位の座を奪われることもあるが、安定感抜群で、好調ぶりを見せている。

VIXX の最新ニュースまとめ

 メンバーはシーズン1から「シンバ(ご機嫌なバカ)」の愛称で親しまれ、唯一ずっと出演しているキム・ジョンミン(コヨーテ)のほか、俳優のヨン・ジョンフン、キム・ソノ、「VIXX」のRAVI、ラッパーのDinDin、お笑い芸人ムン・セユンの6人。

 いまではすっかり個々のキャラクターもはっきりとしてきて、「トムとジェリー」のようなムン・セユン×DinDin、キム・ソノ×DinDin、「キム氏同盟」を結んだのに、裏切り者の集まりだったキム・ジョンミン×キム・ソノ×RAVIなど、毎回メンバーたちのやり取りや駆け引きが面白い。

 というのも、この番組は1泊2日の旅をしながら、食事も就寝場所(室内か野外か)も全て運試しゲームで決まるからだ。

 5月31日(日)の放送では、「僕たちは兄弟だ」をテーマに全羅北道の鎮安を旅する模様が描かれた。これまでメンバーたちは数々のゲームにチャレンジしてきたが、この日は全員がこんなに上手くいったことがあったか、というぐらい上出来の盛り上がったゲームがあった。

 それが「リレースピードクイズ」。お題は「映画やドラマの名ゼリフ」で、1人が1文字ずつ割り当てられ、例えば「ウ」だったら、演技をしながら、「ウ」だけでセリフを言い、残りの5人がセリフと作品名を当てていくというもの。

 「映画やドラマの名ゼリフ」再現は、「新西遊記」(tvN)などでもおなじみで、バラエティではたびたび目にする。よくパロディされるシーンというのがあるが、この日もそれが多数登場した。

  映画「観相師-かんそうし-」の「俺は王になる相か?」(イ・ジョンジェ)、映画「親切なクムジャさん」の「余計なお世話よ」(イ・ヨンエ)、映画「悪いやつら」の「署長は南泉洞に住んでいるだろう」(チェ・ミンシク)、映画「猟奇的な彼女」の「キョヌ、ごめんね。私も普通の女のコみたい」(チョン・ジヒョン)、映画「ひまわり」の「そこまで全部持って行って気が晴れたか」(キム・レウォン)、映画「私の頭の中の消しゴム」の「これ飲んだら、俺たち付き合うんだ」(チョン・ウソン)、ドラマ「天国の階段」の「愛は戻ってくるんだ」(クォン・サンウ)などなど。

 メンバーたちは息ぴったりの絶妙なチームワークで次々と正解を導き、RAVIが見せた「キョヌ、ごめんね」では全員が一斉に正解を叫び、大興奮するなど、100秒で11問正解。ヨン・ジョンフンとキム・ソノは俳優だから演技力は言うまでもないが、ほかのメンバーたちも大活躍で、ほぼどれも秒殺正解。再現する人も見事だが、当てる方もすごかった。

 唯一、キム・ジョンミンが出題した「秋の童話」の「いくらならいいんだ」(ウォンビン)だけが伝わらず、パスしたが、キム・ソノがゲーム中、「面白い!すごく面白い!」と大はしゃぎし、みんなノリノリで楽しむ姿が、見ていても痛快だった。

 思わぬところで、得意なゲーム発見という収穫があり、「僕たちにも得意なものがあるんですって」というテロップまで出る中、メンバーたちは何か優勝でもしたかのように喜び合い、このときばかりはワンチームになっていた。

 それにしても、なぜ韓国の芸能人たちはこんなに名ゼリフを知っているのか。作品をよく見ているということなのだろが、バラエティでこの手のパロディが出てくるたびに、不思議でならない。

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