大都市・ソウル。ラッシュアワーに混み合うソウルの地下鉄が、突然ハイジャックされた！犯人は国家機密諜報機関の元工作員。韓国政府への復讐を誓った彼は、全ソウル市民を人質にとり、無謀な要求を突き付けた。犯人を止めるため、ある刑事が車両に潜入する。彼は昔、恋人を元工作員に殺されていた。さらに、刑事に恋心を抱く女スリのインギョン（ペ・ドゥナ）も、その車両に同乗していて・・・。

『シュリ』で脚色と助監督を務めたペク・ウナク監督が5年の歳月を費やして完成させたアクション巨編。本国では公開直前、大邱で地下鉄大放火事件が発生したため、急遽劇場公開が延期されたといういわくつきの作品。そんな“韓国版スピード”とも言える『TUBE-チューブ-』は、実際に金浦国際空港を封鎖して撮影されたという。一瞬たりとも目が離せない傑作だ。