国会で会談した李大統領と民主党の孫代表(右)=15日、ソウル(聯合ニュース)
国会で会談した李大統領と民主党の孫代表(右)=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】与野党の対立が激化している米国との自由貿易協定(FTA)批准案をめぐり、李明博(イ・ミョンバク)大統領が示した協定発効から3か月以内に国家訴訟制度(ISD)の再交渉を米国に申し入れる提案について、最大野党・民主党の金振杓(キム・ジンピョ)院内代表は15日、「十分ではなく、失望した」と述べた。
 この日、李大統領は難航している韓米FTA批准の局面打開を図るため、異例の国会訪問を実施。朴ヒ太(パク・ヒテ)国会議長や民主党の孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表と会談。投資家が投資国の裁判所ではなく、第3の仲裁機関で紛争を解決できるISDについての提案を行った。
 これを受け、民主党は臨時の対策会議を開催。会議では、大統領提案を受け入れることはできず、韓米FTA発効後、すぐに米国とISDの再交渉を行うことなどを要求する声が上がった。
Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0