サムスン電子の関係者は、第4世代(4G)移動通信ロング・ターム・エボルーション(LTE)並みのデータ処理能力を持つとされるアイフォーン4について、「1、2種類の機種を発売したからと言って、どうということはない。サムスンの製品ラインアップは多種多用だ」と自信を見せた。
サムスン電子は近くLTEを採用した「ギャラクシーS2 LTE」やアンドロイドの次期リファレンス機「ネクサスプライム」を販売予定。消費者の選択の幅を広げて「アップル包囲網」を敷く計画だ。
同関係者は「アップルが特定のカテゴリーでリーダー的役割を果たすことは認めるが、端末メーカーでないためラインアップを多様化するのは難しいだろう」と余裕をのぞかせた。アップルが成功を収めたコンテンツサービスについても「時間がたてば形勢が変わる」とした。
アップルとの特許権訴訟に関連しては、アイフォーン4Sの販売禁止仮処分を申請することも視野に「法律担当部署が検討している」とした。仮処分申請についての検討結果は早ければ5日にも出るという。
一方、韓国の携帯電話メーカーではLG電子も「LTEでアイフォーンに対して勝負を挑む」としている。米国の投資会社はこのぽど、LG電子のLTE特許数および価値は世界一だと発表している。
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