【ソウル聯合ニュース】韓国の研究チームが開発した次世代無線通信技術の可視光通信(VLC)技術が、世界で初めて米国電気電子学会(IEEE)で標準化された。
 韓国産業技術評価管理院(KEIT)が18日に公表した資料によると、IEEEは先月20日、米サンフランシスコで開催された総会でVLC標準採択を決め、来月にこれに向けた技術的規定を盛り込んだ文書を作成して配布する。
 可視光通信は発光ダイオード(LED)照明装置から発散する光(可視光)を利用し、データを無線で送受信する通信技術。LED本来の役割の照明機能に通信機能を加えたものだ。
 IEEEの総会に出席したKEIT関係者は、「今回開発した技術はLED照明の付加価値を高め、新しい市場を創出できる新技術」と評価。2020年ごろ300兆ウォン(約21兆円)に達するとみられるLED市場での主導権確保に大きく役立つと説明した。商用化に向けた技術はすでに90%水準まで到達しているという。
 特に、巨大な日本コンソーシアムとのし烈な競争を勝ち抜き、結局、韓国主導の標準化に成功したとKEITは説明した。

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