「アリラン5号」は当初、ロシアで6~7月に打ち上げられる予定だった。しかし、「アリラン5号」より先に同国で打ち上げが予定されている英国、米国などの小型衛星の組み立てに支障が生じ、「アリラン5号」の打ち上げは早くて8月末になる見通しだ。
「アリラン5号」は、韓国初の合成開口レーダー(SAR)を搭載した実用衛星で、悪天候時や夜間でも地球の観測が可能だ。SARはマイクロ波を地表へ送り反射される信号を測定し映像を得る。
打ち上げ後は5年間にわたり、550キロメートルの上空で、一日に地球を約15周し、世界全地域の映像を提供する。現在運営されている「アリラン2号」と連携し、同一地域を別の形で撮影し複合分析することで、災害の監視および資源の利用実態把握など、多方面で活用できるものと期待されている。
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