【ラスベガス6日聯合ニュース】薄さ競争が激化する高機能携帯電話(スマートフォン)市場で、9ミリの壁が破られた。
 サムスン電子は6日、米ラスベガスで開かれている世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、薄さ8.99ミリの超スリムスマートフォン「サムスン・インフューズ4G(モデル名:SGH-i997)」を披露した。
 米通信大手AT&Tの開発者コンファレンスで公開された「インフューズ4G」は、サムスン電子の大ヒットスマートフォン「ギャラクシーS」より、約1ミリ薄い。米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」2.2を搭載しており、超スリムでありながら、画質と速度は一段階アップした。
 ディスプレーは、従来のスーパーAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)より可読性を大幅に改善した「スーパーAMOLEDプラス」を搭載した。4.5インチWVGA(800×480)の大画面を搭載し、映像閲覧機能を強化した。
 また、1.2ギガヘルツ超高速CPU(中央演算処理装置)を採択し、従来の第3世代(3G)方式より2倍以上速い高速通信規格「HSPA+」を支援。アプリケーションタウンロードなどで超高速無線環境を提供する。
 そのほか、1750mAh(ミリアンペア時)の大容量バッテリー、800万画素カメラ、発光ダイオード(LED)カメラフラッシュ、16ギガバイトの大容量メモリー、Wi-Fi(ワイファイ)などの機能を備えている。
 無線事業部長の申宗均(シン・ジョンギュン)社長は、「米事業者と緊密に協力し、さまざまなスマートフォンを継続的に発売し、世界最大通信市場の米国でトップの座を守っていく」と意欲を示した。
 「インフューズ4G」は上半期にAT&Tを通じ米国で発売される予定。

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