【ソウル1日聯合ニュース】北朝鮮・江原道金化郡の砲兵中隊で勤務していたとする北朝鮮脱出住民(脱北者)が1日、仁川・延坪島を砲撃した北朝鮮のロケット砲部隊は、韓国軍の応射でほぼ被害を受けていないとの見方を示した。
 この脱北者は、先月23日に延坪島を砲撃した北朝鮮のロケット砲は122ミリで、車両に積載するタイプのため機動性が高く、砲撃後、坑道に撤収するのに10分もかからないと説明した。韓国軍が13分後に1回目の応射を加えた際には、北朝鮮の砲兵部隊はすでに坑道に潜んでいただろうと指摘した。
 また、自身が朝鮮人民軍で扱っていた107ミリロケット砲は最長射程距離8キロメートル、重さ380キログラムで、砲弾12発を装てんすると600キログラムほどになったが、日ごろの訓練により、10分以内に戦闘準備を整え、発射後は50メートル離れた坑道に撤収するまで5分もかからなかったと説明した。北朝鮮では砲兵の服務期間が10年と長く、冬季・夏季訓練のほか年1回の砲撃訓練も行っており、兵士の熟練度が高いという。

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