北朝鮮は同日午後2時半過ぎから延坪島に向け、海岸砲と曲射砲100発余りを発射した。うち数十発が民家に着弾したと伝えられる。
韓国軍は交戦規則にのっとり即座に応射。延坪島北方の北朝鮮側の島に設置された海岸砲基地、内陸の海岸砲・曲射砲基地に80発余りを集中射撃したとされる。
軍は全軍警戒態勢を強化し、負傷者を救助したほか、地域住民を安全な場所に避難させたと、合同参謀本部は伝えた。現在のところ、軍人の死傷者は18人と把握されている。2人が戦死し、6人が重傷、10人が軽傷。民間人は3人が軽傷を負った。
軍は北朝鮮のさらなる挑発を防ぎ、事態を安定的に管理するため、挑発の即時中止を求める電話通知文を南北将官級軍事会談代表名義で北朝鮮側に送った。
合同参謀本部は、北朝鮮の砲撃は国連憲章、朝鮮戦争休戦協定、南北不可侵合意に背くもので、計画的、意図的に行われた違法な攻撃だと指摘。「無防備な民間人居住地にまで無差別に砲撃を加えた、非人道的な蛮行」だと非難した。
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