高画質3Dテレビ放送は先月29日にテストサービスを開始した=(聯合ニュース)
高画質3Dテレビ放送は先月29日にテストサービスを開始した=(聯合ニュース)
【ソウル5日聯合ニュース】韓国で世界初となる高画質(HD)3次元立体(3D)放送のテストサービスが先月末から開始されたことを受け、デジタルテレビの標準を制定する機関「ATSC」の代表団が訪韓し、テスト放送や技術を視察した。また、放送通信委員会の崔時仲(チェ・シジュン)委員長と懇談し、今後、デジタルテレビの国際標準化で協力する方策について議論した。
 韓国はATSCの方式を採用し、アナログからデジタルに変換している。
 ATSCは、韓国の3Dテレビ分野での素早い動きに刺激を受け、ことし初めに3Dテレビを主要標準化対象に選定。本格的な標準化作業を進めている。
 崔委員長はATSC代表団に、3D放送のような新しい放送サービスを通じ、デジタル放送の価値を高めることが重要だと述べ、高画質の地上波3D放送テストサービスが世界の3D放送のけん引役になるだろうと期待を示した。
 これに対しATSCのリッチャー会長は、周波数を追加せず既存のチャンネルでHD級の3D放送と2D放送を同時に可能にした韓国の新技術を高く評価。国際標準化で協力する意向を明らかにした。
 HD3D放送のテストサービスは向こう1年間実施する予定で、地上波全局とケーブルテレビが参加している。
 放送委は、ソウルで11~12日に開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)期間中、会場の三成洞・韓国総合展示場(COEX)とソウル市庁舎広場に3Dテレビ放送のデモンストレーション展示を設置し、世界の首脳と市民に向けPR活動を行う予定だ。
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