サムスン電子は8日、中国・北京の国際貿易センターで発売記念イベントを開催。中国電信(チャイナテレコム)、中国移動通信集団(チャイナモバイル)、中国聯合網絡通信(チャイナユニコム)の同国3大通信キャリアを通じ、「ギャラクシーS」を発売したと明らかにした。
異例の3大キャリア全社発売となり、中国スマートフォン(高機能携帯電話)市場における「ギャラクシーS」への高い関心を裏付けた。単一モデルで、3大キャリアから同時に第3世代(3G)方式で発売されるのは「ギャラクシーS」が初めだ。
イベントには、中国本社の朴根熙(パク・グンヒ)社長、無線事業部の申宗均(シン・ジョンギュン)部長(社長)をはじめ、グローバルメディア、協力会社の関係者ら約300人が出席した。
中国向け「ギャラクシーS」は、米グーグルの携帯向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」プラットフォーム支援、4.0インチのスーパーAMOLED(アクティブマトリックス式有機ELディスプレー、1ギガヘルツのプロセッサなど基本仕様を維持しながら、中国ユーザーの需要を満たすため、独自開発のプラットフォームを搭載するなど、各キャリアの要求を反映した。
サムスン電子は、スマートフォンの潜在需要が高い中国市場での発売を基盤に、下半期(7~12月期)のスマートフォン市場で「ギャラクシーS」旋風を巻き起こし、同分野トップブランドの座を確保したい考えだ。
「ギャラクシーS」は韓国と米国でそれぞれ100万台販売を突破するなど、全世界で300万台を売り上げ、スマートフォン市場で快進撃を続けている。
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