6月に実施された2回目の羅老号打ち上げのもよう=(聯合ニュース)
6月に実施された2回目の羅老号打ち上げのもよう=(聯合ニュース)
【ソウル15日聯合ニュース】韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV-1)の3回目の打ち上げが推進される。羅老号の2回目の打ち上げ失敗を受けて設けられた、韓国と共同開発国ロシアの専門家による共同調査委員会の3回目の会議が9~12日に大田で開催され、こうした方針を決めた。教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院が15日に明らかにした。
 3回目の打ち上げ推進が決まったのは、2回目の打ち上げ失敗を公式に確認したことによる。しかし、3回目の打ち上げの時期は、2回目の打ち上げ失敗の原因究明とともに改善措置にかかる時間を勘案すると来年になる可能性が高いとみられる。
 今回の会議では、打ち上げ失敗の原因と関連し、ロシア側が前回の会議で提示した仮説と韓国側が新たに提示した仮説に対する詳しい分析内容を論議した。具体的で正確な失敗原因を究明するためには追加のテストと分析が必要であり、テストは双方立ち会いの下で行うことで合意した。 
 次回の会議の開催時期は、追加のテストと分析作業の終了後、双方が協議し決めることにした。

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