京畿道の坡州市と漣川郡、漁民らが9日に伝えたところによると、坡州市地域では漁民35人が臨津江に取り付けた筌(うけ)1万5950個、角網167反、刺し網45反などが急流に流され、約1億ウォンの被害が出た。これまで快晴が続いていた上、北朝鮮のダム放流を知り得なかったため、漁民らは設置した漁具を回収していなかった。漣川郡でも、漁民13人が400~500個の漁具を設置しており、3000万ウォン以上の被害が出た。
こうした被害にもかかわらず、北朝鮮のダム放流は災害と認定されないため被害補償の要求先がないというのが実情だ。漁村の総務によると、北朝鮮がダムを放流するたびに漁民に被害が出ているが、これまで補償を受けた漁民はいないという。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0