サムスン電子が先月30日に発売した「Haptic AMOLED」(W850、W8500、W8550)には「ジェスチャー・ユーザーインターフェース(UI)」が搭載されている。よく使う機能を5つまで選択し、簡単な文字や図形を入力しておけば、指で画面にそれらの入力文字・図形を描くだけで機能を呼び出すことができる。例えば、ハート形を画面に描くと電話番号検索機能が自動で起動されるよう設定できるといった具合だ。既存のフルタッチスクリーン型の機種は使うたびにロック解除をしなければならないが、こうした不便を減らすために考案された機能だ。
サムスン電子関係者は「モーションやタッチ機能はユーザーに便宜性と娯楽性を提供し、好評を得ている。今後もこうした機能は進化を続けるだろう」と話している。
LG電子が3月に国内で発売した「クッキーフォン」にも、ユーザーの動作を感知し、機能を呼び出せるGモーションセンサーが搭載されている。ユーザーが携帯電話を振ると待受画面のウィジェットやアイコンが自動整列される。また、同社が5月に発売したビジネス専用折り畳み型携帯電話(LG-KU4000)はショートメッセージの作成中に取り消しボタンを押しながら端末を軽く振ると、メッセージの内容を削除することができる。
米アップルの「iPhone」もモーションセンサーを活用したさまざまな機能を備えている。重力センサーと衛星利用測位システム(GPS)を連動させ坂の高さや傾度を測定できたり、端末の角を口に当てて傾けるとビールを飲んでいるように見える「iBeer」のようなアプリケーションを楽しめるほか、音楽を聴いている途中で端末を振ると次の曲に飛ぶシャッフル機能などもある。
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