サムスン電子、グローバル戦略新端末「Jet」公開

【ロンドン15日聯合ニュース】サムスン電子は英ロンドンで15日に下半期グローバル戦略端末機発表イベントを開催し、新概念のフルタッチスクリーン式携帯端末「サムスンJet」（S8000）を公開した。会場には200人余りの記者と300人余りのバイヤーが参加。イベントはドバイとシンガポールを結び同時進行された。
　「Jet」は、スマートフォンの機能を強化した「スマートフォン以上にスマート」な端末。画質、性能、速度面で従来の端末機の限界を超えたと評価される。
　WQVGAより4倍以上鮮明な超高画質3．1インチWVGA（800×480）AMOLED（アクティブマトリックス式有機EL）ディスプレーを搭載、文字通り「夢の画質」を実現した。DVD並み高画質の動画撮影・再生が可能で、MPEG4やDivXなどの高画質フォーマットをサポート、サムスン独自の高音質技術DNSe（Digital　Natural　Sound　Engine）、3次元サウンド技術SRSを採用した5．1チャンネルサラウンドで、最高の画質と音響を提供する。
　また業界で初めて、一般端末に米マイクロソフトの「エクスチェンジ・サーバー」とデータを同期させる「エクスチェンジ・アクティブシンク」機能を備えた。モバイルインターネット機能も大幅に強化、サムスンが独自開発した次世代モバイルウェブブラウザ「ドルフィンブラウザ」を搭載し検索速度を向上したほか、最大5つのウィンドウを同時に開いてのウェブサーフィンを可能にした。
　速度面では、マルチメディアコンテンツ使用のスピードアップを図るため、モバイルプロセッサに800メガヘルツ（MHz）の超高速中央演算処理装置（CPU）を搭載、ソフトウェア構造も大幅に改善した。このほか、最新のタッチスクリーン用ユーザー・インタフェース（UI）「TouchWiz2．0」機能も備えた。
　サムスン電子無線事業部長の申宗均（シン・ジョンギュン）副社長は、「『Jet』はサムスン携帯電話の遺伝子が誕生させた新種の携帯電話。全世界のユーザーに驚くべきモバイル経験を提供する」と自信を示した。
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