SKテレコムはヨルダン・アンマンで現地時間20日、崔時仲(チェ・シジュン)放送通信委員長、同社の南英燦(ナム・ヨンチャン)副社長、KULACOM社長らが出席するなか、ワイブロ商用サービス開通式を行った。
KULACOMは中東で高速無線通信やインターネット電話事業を運営する、アラブ首長国連邦(UAE)に本拠を置く企業。2012年までにヨルダンで250万人のワイブロ商用サービス加入者を確保する計画だ。
今回のワイブロサービス開通には、SKテレシスが装備供給業者として参加している。SKグループは、通信サービスと装備業者が協力し海外にそろって進出するという成果を上げた。SKテレコムとSKテレシスはこれを機に、高速無線インターネット成功の可能性が高い中東と東欧地域へのワイブロサービス・装備輸出を本格化する考えだ。
SKテレコムとKULACOMはまた、438万ドルのワイブロ追加コンサルティング契約を結び、218万ドル規模の投資意向書(LOI)を交わした。SKテレコムは昨年5月にKULACOMと255万ドル規模のコンサルティング契約を結び、ネットワーク設計や運営技術のコンサルティングを通じ、ワイブロサービス開通を支援してきた。この追加契約は、これまでの準備過程で築いてきた相互信頼を基盤に、追加事業の機会を拡大するためのものだと、SKテレコムは説明している。
このほかSKテレコムは、ヨルダンとその他中東地域での新規事業機会開拓と事業計画策定などを支援するため、技術・マーケティング分野の専門人材をKULACOMに派遣する。
南副社長は、今回のことを機に、今後は新興市場で韓国のワイブロ技術輸出機会を拡大できるものと期待を示した。
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