【ハノイ16日聯合ニュース】サムスン電子は15日、ベトナム・ハノイ近隣のバックニン省に位置する生産工場で携帯電話端末機のテスト生産に入ったと明らかにした。5月末までの約2か月間、中・低価格製品を中心にテスト生産を続け、ベトナム現地販売と輸出で反応を見た後、下半期から本格的な生産に入る計画だ。
 同社関係者は、当初は月に数百万台を生産し、輸出に力を入れ一部を内需販売に回す計画だったが、グローバル経済危機による不況で生産量は流動的になる可能性があると話している。ただ、厳しい投資環境にもかかわらず、これまでのところ投資や生産計画は特に変動なく進められていると説明した。
 サムスン電子は6億8000万ドルを投じベトナムの端末機生産施設の建設を進めており、現在は100ヘクタールの工場用地のうち、1段階に当たる50ヘクタールの整地作業などを終えた状態だ。当初は3段階に分け2011年までに完工する予定だったが、世界的な景気低迷のあおりを受け、やや遅れる可能性もありそうだ。
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