【ワシントン24日聯合ニュース】サムスン電子、LG電子と米イーストマン・コダックとの特許権侵害紛争が拡大している。
 米ブルームバーグが報じたところによると、LG電子は20日、米国際貿易委員会(ITC)にコダックのデジタルカメラ「イージーシェア」がオートフォーカス、音声生成・表示およびモニター表示メニュー生成などと関連したLGの特許権3件を侵害したかどうか調査を依頼するとともに、輸入差し止めを要請した。また、同日にカリフォルニア州サンディアゴの連邦裁判所に同じ内容で民事訴訟を起こした。

 これに先立ち、サムスン電子も17日、LGと類似した内容でコダックを相手取りITCに提訴した。

 一方、コダックは昨年11月、ITCにサムスン電子とLG電子のデジタルカメラ内蔵携帯電話の輸入差し止めを求める訴訟を起こしている。コダックは2社がデジタルイメージのキャプチャー・圧縮・保存とモーションイメージのプレビューに関連した特許権を2社が侵害したと主張した。これに対しLGとサムスン側は、コダックの特許技術を侵害したことはなく、むしろコダックが2社の特許を侵害したとして提訴しており、デジタルカメラの特許をめぐる攻防はさらに激しさを増しそうだ。

 ITCはコダックの提訴事件に対し10月に審理に入る予定だ。

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