【ソウル22日聯合ニュース】世界液晶パネル業界1、2位のサムスン電子とLGディスプレーの稼動率が、2月に入り正常値に近い水準を回復した。
 業界が21日に明らかにしたところによると、サムスン電子LCD事業部は昨年11月と12月に生産量を5~10%減らす事実上の減産を実施したが、ことし1月からは稼動率が上昇を始め、最近ではテレビとモニター用パネルの生産ラインをフル稼働している。LGディスプレーも、昨年末は60%水準の稼動率だった坡州工場が先ごろ90%以上を示すなど、ほぼ正常化している。

 景気低迷による需要の萎縮で、業界3位の台湾メーカーらは第1四半期稼動率が50%を切ると予想される。生産性と価格競争力で先をゆく国内メーカーの稼働率は、まず先に回復していると分析できる。

 業界関係者は、昨年末まで業界が減産で在庫の大部分を消耗したこと、新年からはモニターやITパネルなどで需要が発生したことで、稼働率が上昇していると説明した。

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