【大田19日聯合ニュース】2012年に国際宇宙ステーション(ISS)で韓日共同の宇宙実験を行う計画が進められる。韓国航空宇宙研究院(KARI)が18日に明らかにしたところによると、KARIは宇宙実験を通じた有人宇宙技術の確保と宇宙新技術の先占などを目的に、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)とISSでの共同実験計画を協議している。
 2012年ごろ予定されている共同宇宙実験は、ISS内の日本実験モジュール「きぼう」を活用して進められる。韓国は「きぼう」に送る実験装備(MUE)を開発し、日本はこの実験装備の打ち上げと運用を行う。JAXAは韓国側に、多目的実験ラック(MPSR)の使用を勧めている。ISSで行われるさまざまな実験の結果は両国で共有して活用する計画だ。

 これに向け、航空宇宙研究院はソウル大学に「ISSを活用した宇宙実験案および国際協力案の導出」という課題を委託し、国内の航空・宇宙分野専門家らを対象に宇宙実験に必要な研究分野と開発可能な装備などについて意見の聴取に入った。4月までに専門家の意見をまとめ、下半期までに実験候補群と実際の研究実験分野、開発装備などを確定する。2010年から具体的な装備の開発などに着手する計画だ。

 航空宇宙研究院関係者は、JAXAとは相当部分で共感しており、日本がことし打ち上げる予定の宇宙ステーション補給機(HTV)に韓国の実験装備を搭載する予定だと話した。

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