朝鮮の文化・自然を愛した浅川兄弟の特別展　東京の韓国文化院で４日から

【東京聯合ニュース】駐日韓国文化院（東京・新宿）で４日、韓日友好を象徴する浅川伯教（１８８４～１９６４）、巧（１８９１～１９３１）兄弟の人生を紹介する特別企画展「浅川兄弟の遺した道～朝鮮の自然と文化、そして人間を愛した伯教と巧」が開幕する。来年１月２０日まで。

　浅川兄弟は日本による植民地時代に朝鮮の陶磁器研究や朝鮮半島の緑化、文化保存に尽力した。巧は１９３１年に４０歳の若さで亡くなると、遺言に従い朝鮮の地に埋葬された。

　企画展では「浅川伯教・巧兄弟資料館」の所蔵品を中心に、日記やスケッチ、手紙など約７０点を展示する。来年１月２０日には浅川巧の半生を描いた映画「道～白磁の人～」を上映する予定だ。

　韓国文化院は浅川兄弟について「韓日文化交流の礎を築いた人物として評価されており、韓日国交正常化６０年を迎えて企画展を準備した」と話している。