OECDは、韓国の財政・金融緩和政策と実質賃金の上昇が民間消費を後押しするとの見方を示した。一方で、輸出が韓国の成長を支えているものの、中期的には減速すると指摘。なかでも関税交渉に対する不確実性とサプライチェーン(供給網)の構造的変化は輸出の足かせとなり、企業の投資を委縮させる可能性があると警告した。
世界経済の成長率見通しは今年が3.2%、来年は2.9%と予想した。
OECDは、今年上半期には米国の関税引き上げを控えて商品生産と貿易が増加して成長率を押し上げたが、下半期からは効果が薄れたと分析した。
さらに、米国、中国が輸入品に課す高い関税が事業コストと商品価格に転嫁され、投資と貿易成長を萎縮させるとの見通しを示した。
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