写真は記事と関係ありません(写真=ソウル警察庁のユーチューブの映像からのキャプチャー写真)
写真は記事と関係ありません(写真=ソウル警察庁のユーチューブの映像からのキャプチャー写真)
無人店舗で物品を盗んだ女子高生が、犯行場面が記録された防犯カメラの映像が地域社会に拡散され、深刻なストレスを訴えて死亡した。キャプチャー写真はモザイク処理がなされておらず、学生らの間で急速に写真が拡散され、個人情報が漏えいしていたことが分かった。

韓国NGO新聞によると、今年の9月23日、チュンチョンナムド(忠清南道)ホンソン(洪城)郡の高校2年生のイさん(18)が自宅で遺体で発見された。

イさんは死亡前、高校近くの無人店舗でアイスクリームを2回から3回にわたり窃盗した行為が拡散され、深い精神的ストレスを受けていたという。

死亡直前にイさんが友人たちとSNSを通じて交わした会話を調査した結果、イさんは「お金がなくて無人店舗で物を盗んだ」とし、盗んだ品物は金額で「5000ウォン(約532円)程度」と打ち明けていたことが確認された。

問題は、無人店舗の店主がイさんがアイスクリームを盗む場面が撮られた映像を既知の自習室の運営者に渡したことで、事実が急速に拡散した。

自習室の運営者は、生徒らにこの映像のキャプチャー写真を見せ、「(写真に写っているのが誰なのか)調べてみろ。アイスクリームの窃盗犯だから探さなければならない」という趣旨で発言したと伝えられた。

キャプチャー写真はモザイク処理がなされておらず、イさんの知り合いなら識別できる水準だったという。

写真は生徒らの間で急速に広がった。俗に「ひとつの橋さえ渡れば全てが分かる」という狭い地域社会の特性上、イさんの兄などの当事者にこのキャプチャー写真が拡散されるまでに長い時間はかからなかった。

イさんの兄は、イさんが亡くなる前日の夜、この事実を母親に知らせた。母親は無人店舗の店主に連絡を取り、翌日に問題解決のために話し合うことにしていた。

家族と友人に窃盗の事実を知られたイさんは、一晩中恐怖と不安感に苦しんだ。イさんは翌朝に遺体で発見された。

イさんが亡くなる前に友人と交わした会話を見ると、イさんは「どうしよう、ああ、ドキドキする。高額な賠償金を請求される」、「みんなが噂話をしているのに、どうやって耐えればいいのか」など多くの心配を吐露していた。

さらに「洪城の町でどうやって生きていけばいいのか。学校に通うこともできない」と語り、死亡を暗示するような発言もしており、友人らが積極的に止めたりもしていたとイさんの弁護士は主張している。

遺族らは先月14日、無人店舗の店主を個人情報法違反と情報通信網法違反で、自習室の運営者を情報通信網法違反で洪城警察署に告発した。

イさんの父親は「娘が違法に流布された映像写真によって一瞬にして嘲笑と侮辱の対象になった」として「深刻な絶望感の末に自らその人生を終えた」と訴えた。

さらにイさんの父親は「娘が感じた絶望と恐怖を考えると、今でも息が詰まる」として「子供の携帯電話の中の最後の文章を読んで、毎日を涙の中で生きている」と厳罰を要求した。

最近、このように無人店舗の店主が窃盗犯と疑われる客の顔を店内に掲示したり公開する事例が増加し、問題になっている。

しかし、顔の公開は深刻な個人情報の侵害と名誉毀損をもたらし、法的な問題を引き起こす恐れがある。韓国の現行法上、個人の顔を同意なしに公開することは厳格な規制を受ける。

実際に2022年の11月7日、インチョン(仁川)市中区にある無人店舗でポケモンカードなどを盗んだ子供の姿が撮られた写真を店舗の出入り口に掲示した40代の店主が名誉毀損により起訴され、罰金刑を受けている。

■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
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