安氏とヘグセス米国防長官は4日にSCMを開いたが、韓米の関税・安全保障分野の交渉結果をまとめた「共同ファクトシート」がこの日発表された後にSCMの共同声明を発表した。
安氏によると、韓国が強力な韓米連合防衛体制を基盤に朝鮮半島の安保において主導的な役割を果たせるよう国防力を強化していくことを強調し、国防費を持続的に増額する計画を米側と共有した。
有事作戦統制権の移管に関しては、「条件に基づく統制権移管計画」に沿って体系的、安定的、能動的な移管に向け緊密に連携していくことで一致。ロードマップを発展させ、韓米連合軍司令部に代わる新たな軍司令部となる未来連合軍司令部の完全運用能力(FOC)検証を2026年に進めることを確認した。
初期作戦運用能力(IOC)、完全運用能力(FOC)、完全任務遂行能力(FMC)の3段階の検証のうち、現在は第2段階のFOC検証が進められている。FOCの最後の手続きの未来連合軍司令部に対する検証が来年中に終われば、第3段階のFMCに移行する。計画通りに進めば韓国政府が目指す李在明(イ・ジェミョン)大統領の任期中の移管も視野に入る。
安氏はまた、「米国は拡大抑止の提供をはじめとする韓国に対する防衛公約に変わりはないことを明確にした」と強調。韓米は在韓米軍の役割を再確認し、戦力水準を維持することで合意したと明らかにした。
造船とメンテナンス・修理・オーバーホール(MRO)分野の協力も拡大する。安氏は「戦闘艦艇や航空機分野に協力を広げ、韓米首脳が合意した原子力潜水艦の建造に関連した協力を積極的に推進することで一致した」とし、艦艇建造での協力に向けた制度的基盤を設けるための協力も強化すると説明した。
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