ビットコイン、6月以来の10万ドル割れ…米株急落で暗号資産も全面安

米株式市場が一斉に急落した流れを受け、暗号資産市場も全面安となっている。特にビットコインは心理的節目である10万ドルを割り込み、6月以来の水準となった。

14日午前9時55分時点、コインマーケットキャップによるとビットコイン（BTC）は前日同時刻比2.93％安の9万8956ドル（約1530万円）を記録した。

主要通貨も軒並み下落しており、イーサリアム（ETH）は6.27％安の3,203ドル、リップル（XRP）は1.53％安の2.29ドル、ソラナ（SOL）は6.39％安の143ドル、バイナンスコイン（BNB）は3.53％安の921ドルとなっている。

この中でリップルの下落幅が最も小さい。前日、ナスダックが初の現物リップルETFを承認したことを好感し、リップルは一時5％超の上昇を見せていた。

一方、リップル以外の暗号資産が大きく売られている背景には、米株式市場の急落がある。13日（現地時間）の米市場では、政府機関閉鎖が解消されたものの課題が山積しているとの懸念から、ナスダックが2％超下落するなど主要指数がそろって下落した。