12日、暗号資産メディア「コインデスク(CoinDesk)」は複数の市場アナリストの見解を引用し、「XRPの中期チャートに上昇転換を示す“カップ・アンド・ハンドル(Cup & Handle)”パターンが明確に形成されている」と報じた。
このパターンは、長期の調整や横ばい局面を経た後に強い上昇トレンドへ移行する典型的な形で、伝統的な金融市場でも“強力な買いサイン”として知られている。
アナリストらによると、XRPが主要抵抗線である2.8ドルを突破すればパターンが完成し、目標価格は5ドルに達する可能性がある。現在、XRPは長期ボックス圏の上限を試す局面にあり、短期的な売り圧力を消化した後、強気相場への転換を試みるとみられている。
オンチェーンデータもこの動きを裏付ける。報道によれば、XRPの90日基準・現物テイカー累積取引量デルタ(CVD)が6月以来初めて「買い優勢(Taker Buy Dominant)」圏に転じたという。これは、投資家が価格下落を待たずに市場価格で積極的に買いに動いていることを示す指標だ。
実際、今年6月にもCVDが「買い優勢」に転じた際、XRPは数週間で約75%上昇した。市場関係者は今回も同様の展開になる可能性があるとみている。
さらに、リップル社による国際決済インフラの拡張や、機関投資家向けステーブルコイン「RLUSD」発行計画が進行中であることから、XRPの実用価値とネットワーク需要の両面で上昇圧力が高まっているとの見方も出ている。
業界アナリストは、「テクニカルチャートとオンチェーンデータが同時にポジティブな動きを見せるときは、強気転換の信頼度が高い」とし、「XRPは今回の上昇局面をきっかけに、中長期的に再評価される可能性がある」と指摘した。
最終的に、市場の注目は“2.8ドルの壁”を突破できるかどうかに集まっている。これを上抜ければ、XRPは長期調整を脱し、「5ドル時代」の幕開けを迎える可能性があると、多くの専門家は予測している。
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