法曹界によると、ソウル中央地方裁判所は12日の午前10時10分から、金夫人の8回目の公判を開くとともに保釈審問を行う。
金夫人側は3日に「めまいと不安症状、記憶障害の症状が悪化しており、適切な治療と防御権行使のために不拘束裁判を行う必要がある」と裁判所に保釈を請求した。捜査の大半が最終段階に入り、証拠隠滅の懸念は少ないとも主張している。
一方で、金建希特別検察チームは裁判の証人らと接触して証拠隠滅を行う恐れがあるため、保釈を許可すべきではないとする意見書を裁判所に提出した。
この日の裁判には、金夫人に旧統一教会側からの贈り物を渡したと認めたコンジン(建振)法師ことチョン・ソンベ氏への反対尋問が予定されている。先立ってチョン氏は証人として出廷し、金夫人に贈り物を渡したと証言した。その後、ユ・ギョンオク元大統領室行政官を通じて、「昨年贈り物を返してもらった」と供述している。
各種の便宜を促した旧統一教会のユン・ヨンホ世界本部長もこの日、証人として出席する。
金夫人側は保釈尋問を控えた5日、初めてチョン・ソンベ氏を通じて2回ハンドバッグを受け取った事実を認めて謝罪した。弁護団は「旧統一教会との共謀や便宜を図った関係は存在しなかった」として「グラフのネックレスを受け取ったことは明確に否認する」としていた。
金夫人は旧統一教会からの支援を請われ、旧統一教会側から高価なハンドバッグやネックレスなどを受け取った疑いが持たれている。また、2009年から2012年のドイツモータースの株価操作事件に加担し、8億1000万ウォン(約8540万円)の不当利得を得た疑いや、2022年の大統領選挙当時、ミョン・テギュン氏から58回にわたって約2億7000万ウォン(約2850万円)相当の世論調査を無償で提供された疑いも持たれている。
金夫人は8月12日、証拠隠滅の懸念を理由に元大統領夫人として初めて拘束され、現在1審の公判が進められている。
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