韓国・曺国元法相　野党「祖国革新党」代表選出馬を表明

【ソウル聯合ニュース】韓国の曺国（チョ・グク）元法務部長官は１０日、国会内で記者会見を開き、革新系野党「祖国革新党」の代表選出馬を表明した。

　曺氏は２０２４年に同党を立ち上げ、党代表を務めた。娘や息子の不正入学に絡む業務妨害罪などで懲役２年を言い渡され同年末から服役していたが、今年８月に特別赦免（恩赦）された。９月からは党臨時トップの非常対策委員長を務めていた。

　曺氏は会見で、「党を改革や国民生活、選挙に強い『勝つ強小政党』につくり上げる」として、「来年６月の（統一）地方選で内乱・極右勢力である（最大野党）『国民の力』を審判しなければならない」と強調した。

　同党は２３日に党大会を開き、新執行部を選出する。代表は曺氏の選出が確実視される。党の支持率が５％を下回る低迷が続く中、曺氏と党にとっては来年の統一地方選が最大の課題になりそうだ。