首脳会談で握手を交わす李大統領(右)と習主席=1日、慶州(聯合ニュース)
首脳会談で握手を交わす李大統領(右)と習主席=1日、慶州(聯合ニュース)
【慶州聯合ニュース】韓国大統領室の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は1日、南東部・慶州で同日開かれた李在明(イ・ジェミョン)大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談の成果について、「李在明政権の国益と実利に基づく対中外交を通じて、韓中関係を全面的に回復する成果があった」と説明した。会談終了後に行った記者会見で述べた。

 魏氏は「これまで韓中関係の発展には浮き沈みがあったのは事実だ」としながらも、「国権が奪われた時期の困難を共にした歴史的経験と、両国の経済成長をけん引した互恵的協力の性格には変わりがないことを確認した」と述べた。そのうえで、両首脳はこのような韓中関係の資産を土台に、時代の変化に合わせた韓中戦略的協力パートナー関係を発展させることで一致したと説明した。

 続けて「韓中関係の発展基盤を強固にするため、両国政府間で政治的信頼を確保し、民間レベルでも友好的信頼を蓄積していくことで一致した」とし、「特に高官級の定期的な意思疎通のためのチャンネルを稼働させ、韓中関係の懸案や地域・国際問題に関する戦略的コミュニケーションを強化することにした」と話した。

 また、「両首脳は韓中経済協力の構造変化を反映した水平的協力に基づく互恵的協力を推進し、生活分野で国民が実感できる実質的な協力の成果を創出していくことにした」と強調。今回の会談では「国民の生活が最も重要」という共通認識の下、両国国民の暮らしに実質的に寄与する韓中関係発展の方向性の設定に重点を置いたと説明した。


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