趙氏によると、29日の韓米首脳会談でトランプ氏は原潜建造の承認を求める李在明(イ・ジェミョン)大統領の要請に対し、その必要性に共感しながらも「内部で検討しなければならない内容がある」と述べた。しかし30日にはSNSに「韓国の原子力潜水艦の開発を承認した」と投稿し、李大統領の要請に応じる姿勢を示した。
また、トランプ氏の来韓に合わせた米朝首脳会談開催のために北朝鮮側と連絡を取ったかについて、趙氏は「韓国が連絡したのではなく、米国側がさまざまなメッセージを北に送ったと承知している」と説明した。米国側のメッセージとは、トランプ氏がアジア歴訪中に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)に向けて対話を何度か呼び掛けたことを指すと受け止められる。
北朝鮮が対話に応じなかった理由については、「北の現在の状況を米朝首脳会談が開催された2019年と比較すれば答えが出るだろう」と述べるにとどめた。北朝鮮が19年当時より核能力を高度化させ、中国やロシアとの連携を強化したことを指摘したものとみられる。
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