2004年から進めてきた6950トン級の総合海洋科学調査船の建造については、来年度は303億ウォンの予算を組んだ。極地で氷を割って進みながら海洋科学調査を行うことができる初の国産船舶で、完成すれば来年下半期から運航される見通しだ。
また、来年度の研究開発事業のうち新規課題で目を引くのは、海洋バイオエネルギーの大量生産と商用化の技術開発だ。この技術はディーゼルやエタノール、水素成分のある海洋生物を育て、そこから高効率のバイオエネルギーを抽出するもので、来年から2020年にかけ1000億ウォンが投じられる。
このほか、気候変動に積極的に対応する目的で、二酸化炭素の海洋地中貯蔵技術開発と海藻類を利用した温室効果ガス吸収研究なども続けられる。海洋エネルギー実用化技術開発、海水の淡水化プラント事業、リニアモーターカー商業運行に向けた実用化事業なども引き続き推進される。
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