金恵順さん(大山文化財団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
金恵順さん(大山文化財団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の詩人、金恵順(キム・ヘスン)さん(69)が17日(現地時間)、詩集「死の自叙伝」でドイツの政府機関「世界文化の家(HKW)」が主催する国際文学賞を受賞した。同賞でアジア人が受賞したのは金さんが初めてで、詩集で受賞したのも初めて。

 「死の自叙伝」は韓国で2016年に出版され、今年2月にドイツの出版社が韓国の民間財団、大山文化財団から支援を受けて翻訳本を出版した。金さんは自身が地下鉄の駅で倒れた経験からインスピレーションを得て、中東呼吸器症候群(MERS)の流行や南西部の全羅南道・珍島沖で旅客船セウォル号が沈没した事故などの社会的悲劇をモチーフに49編の詩を書いた。

 同賞では、昨年ノーベル文学賞を受賞した韓国の作家、韓江(ハン・ガン)さんも17年に小説「菜食主義者」で最終候補に選ばれている。

 


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