チェコのフィアラ首相と電話会談を行う李大統領(大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
チェコのフィアラ首相と電話会談を行う李大統領(大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は11日、チェコのフィアラ首相と就任後初となる電話会談を行った。大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官が伝えた。

 約20分間行われた電話会談で李大統領は両国関係が多様な分野で目覚ましい発展を遂げてきたことを喜ばしく思うと伝えた。

 両首脳はチェコ・ドコバニ原発の新規建設事業を巡り、韓国水力原子力(韓水原)と事業の発注元であるチェコ電力(CEZ)子会社が最終契約を結んだことについて、「両国間の経済協力をよりさらに拡大する試金石」と評価した。

 韓国の原発輸出はアラブ首長国連邦(UAE)・バラカ原発以来2度目で、欧州への輸出は初めてとなる。原発2基を新規建設する総事業費は約26兆ウォン(約2兆7450億円)と予想される。

 同じ革新系だった文在寅(ムン・ジェイン)元政権は脱原発に重きを置いていたが、李大統領は大統領選の時から原発の長所と危険性の両面を適切に調和させてエネルギー政策などを判断するとのスタンスを示してきた。

 また両首脳は両国間の協力が原発だけにとどまらず、先端産業、インフラ、エネルギーなど多様な分野を網羅する包括的協力に拡大するよう緊密に協力することを確認したという。

 両首脳は朝鮮半島情勢など国際情勢についても意見交換し、多様な地政学的リスクに対応するための努力を続けていくことを確認した。


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